そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

まるで駄々子の振る舞いのトランプである。

2020-07-08 | トランプ

トランプの掲げる、「アメリカンファースト」は正確には、「アメリカンオンリー」といえる代物である。大統領就任早々にTPPを脱退したのを皮切りに、国連の人権委員会からの離脱やパリ協定からの脱退、難民・移民保護の国際交渉からの離脱を行った。
トランプは、旧ロレント結んでいた中距離核戦力(INF)廃棄条約の破棄をも行った。ロシアが守っていないという理由である。ロシアが守っていなければ、その交渉をするべきであって、脱退するということは協定の思想を否定しているからに他ならない。対立する国家がす長い時間をかけて困難を乗り越えて取り組んだ条約の意味を、先人の苦労をいとも簡単にトランプは破棄すhる、脱退する。
トランプはかねて、WHO(世界保健機構)が感染拡大をめぐる中国の情報隠ぺいに加担したと非難している。コロナウイルスを製造したとか人為的に街に流したというのである。可能背はなくはないが根拠はなく推論でしかない。新型コロナウイル対策に国家としてアメリカはほとんど取り組んでいない。マスクをしないトランプの行動も発言も、コロナ対策に否定的である。結果、世界最大の感染国になって最も送ん死者を出している。
アメリカは経済的にも大打撃を受けている。誰れかを何処かを悪者に作り上げなければ、トランプの気が収まらない。米中はトランプが仕掛けた、深刻な経済対立下にある。中国は格好のターゲットっである。
アメリカの拠出額は中国に比べてはるかに多いとの不満を露わにしている。4月半ばにはWHOへの資金拠出を停止すると発表し、5月に脱退の意向を表明していた。トランプはWHOからの正式な脱退を議会と国連に通知した。組織の必要性を否定しているから、トランプは脱退をするのである。この男には交渉という概念がない。本来であるなら拠出金をちらつかせながら、WHOの中国の立場に抗うべきである。脱退は全否定で最後の手段である。
ところが、アメリカの脱退は2021年7月6日付となる予定である。アメリカ大統領選で野党・民主党の候補指名が確定しているバイデン前副大統領は、ツイートで当選したら就任初日に脱退の決定を覆すと表明している。WHO脱退するためには、トランプは大統領選に勝利しなければならない。ハードルは日に日に高くなっている。


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