そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

忖度男ばかりの取り巻き立ちはアベノミクスの破たんを口にできない

2019-05-04 | アベノミクス

本ブログ何度アベノミクスをこき下ろしたろうか。カテゴリーでは44回となっているが、その数倍は書いているだろが指摘したそのどれもが外れてはいない。
安倍晋三同様に宰相の孫で庶民感覚や生活感からかけ離れたおぼっちゃま育ちの、麻生太郎が、「アベノミクスを実感しないのはよほど不幸な人たちだ」と切って捨てたが、これこそアベノミクスの本質ともいえる。
アベノミクスの三本の矢は、一本目と二本目が放たれただけである。すなわち、金融緩和と公共投資である。金融緩和は、壊れたおもちゃの猿のように、「2%の物価上昇」を毎年言い続けそれもかなわぬとなると、異次元の金融政策と称して、日銀は国債を際限なく買い続ける。が、物価目標は達成されたことはない。挙句の果てがマイナス金利である。正常な感覚ならどこかで見直されるべきであるが、黒田東彦日銀総裁は再任される始末である。どこから見ても破たんしている金融政策である。
公共投資は経済を活性化させるはずであるが、実態は全く異なる。実態政治家が要集めのために自身の支持団体にばら撒くのである。あるいは強い野党の地盤崩しに使われるのである。結果として天文学的な負債を未来の人達い残すことになる。
安倍晋三が首相の座にについてから、異常な上昇を上のグラフから確認される。
因みに、第三の矢はいまだ放たれていない。成長戦略であるが、TPPイレブンとかアメリカなどの貿易協定はどれもが、真逆の政策である。名目GDPはこの20年全く伸びていない。

賃金は1997年に37.2万円だったものが、2015年に31.4万円に。
実質賃金は1997年を100とすれば、2015年には88・7まで下がっている。
企業の内部留保が、2012年に304兆円だったものが、2017年には446兆円までになっている。
日本少子高齢化社会を迎えている。負債をどんどん積んで行くような背景はない。生産労働人口(15才~64才)が、1995年には8717万人いたが、2015年には7592万人まで減少している。1125万人も減少している。しかも圧倒的に高齢化へシフトしている。やれ行けどんどんの、高度経済成長期の思想は転換しなければならない。
産業構造とは無関係の、単なる金食い虫の軍事費を増やすしか能のない安倍晋三は今日も、トランプの言いなりに兵器を買い続けるのである。
アベノミクスの破たんを、忖度男で固めた取り巻きたちはだれも口にできない

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