そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

原発事故汚染水と汚染土すら処理できないの再稼働し輸出までする

2018-08-30 | 原発と再生可能エネルギー
福島原発事故の汚染水は、881基ものタンクに収められて100万トンを超えるまでになっている。今日(30日)その処理を巡って公聴会が開かれた。比較的安全だとは言われるトリチュウム主体の汚染水である。東電に秋波を寄せる研究者は、海洋投棄が最も現実的だと提案している。これに対して、漁業者は強く反発している。海洋汚染と風評被害は一方的に拡大するというのである。
専門家が安全だと言っても、地元では誰も信じないだろう。あれほど安全と言いながら、取り返しのつかない事故を起こしている東電を信用すものはいない。何でものど元過ぎればすぐに忘れてしまう日本である。原発事故の恐ろしさを忘れないためにも並べて置けがよかろう。2020年には137万トンになるという。オリンピック参加国にでもお見せすればよかろうというものである。
更に陸上では、「除染」と称して汚染度を”中間”処理施設に”溜めに溜めている。環境省と福島県によると保管量は計約1400万立方メートルにもなるとのことである。黒いビニールは破損しているところも出始めているが、大熊町などに30年は置いておくそうである。首里城を”中間”処理場と言ったり、”仮”置き場と呼ぶのも、その先があるような表現である。皮肉にも人が住まない、居住することができない場所があったから、置いてあるだけである。
「除染」という言葉も怪しい。正確には「移染」と呼ばれるべきである。汚染を軽減したかの表現は正しくはない。単に場所を移したに過ぎないからである。正確には、これらの汚染土はここが最終的な置き場になる。それを確認させないための、仮だったり中間であったりする言葉で誤魔化しているに過ぎない。
安倍晋三は、国民が原発事故の恐ろしさをそのうち忘れるだろうと、時間稼ぎをしている。もうすでに再稼働をする原発が表れているばかりでなく、海外に輸出しようとまで画策している。外貨獲得に原発や兵器を輸出する姿は、軍国主義の象徴的な所業である。インドには原発事故が起きた場合の負担を日本がすることにまでなっている。国内ではベースロード電源と煤姿勢も崩してはいない。
廃炉が決まったもんじゅも、30年かけて3700億円もかかると言われているが、この数字は多分年限も金額も倍になるだろう。もんじゅには、核兵器に使われるプルトニュウムもたっぷりあることも忘れてはならない。日本は北朝鮮の核の脅威を世界に訴える立場にいない。

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原発再稼働による温暖化の猶予時間 (伊牟田勝美)
2018-09-03 22:05:34
原発事故の過酷さは、誰もが知るところです。
原発に反発する気持ちも分かります。
一方で、温暖化防止に有効な手段であることは確かです。
ですので、私は原発の再稼働には賛成です。
(原発の新設は賛成しかねますが・・・)


>オリンピック参加国にでもお見せすればよかろうというものである。

見せるのは、賛成です。
ただ、それをどうしようとしているのかを説明できないなら、恥の上塗りでしょう。
東電を叩くには格好の材料ですが、それで問題が解決するわけではありませんし、誰も得をしません。
『原発事故はこれほど過酷である。日本は、これに対して議論を尽くし総力をあげて◯◯の対策を実施している』
こんな風に説明できると良いですね。

トリチウムは、将来の核融合の燃料になります。
禍転じて福となす。
トリチウム除去の研究に、政府も本気で対応してもらいたいものです。

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トリチュウムの生態系濃縮が報告されている (ジョーカー)
2018-09-04 19:59:25
多くの国民は現地の過酷さを他人事と受け止めているのではないでしょうか?
原発に反発する決定的な理由は核燃料サイクル計画が破綻したことにあります。
温暖化防止を言うのであれば、政府はなぜ再生エネルギーに舵を切らないのだろう。
原発の再稼働に賛成のようですが、廃炉や廃棄物処理の問題は無視しますか?
原発再稼働も原発新設も経済的メリットがないことは経済界では常識になりつつあります。

F1事故で若者の甲状腺癌は標準を大幅に超えていることはご存じと思います。「そんな現実を説明できないなら、恥の上塗りでしょう。」というのが日本政府の現状です。恥とは何でしょう?
「東電を叩く」のは、原子力行政を批判するためと認識しています。原発政策で得をするのは巨大企業と株主だけです。

「トリチウムは、将来の核融合の燃料になります。」との記述ですが、ならば海へ放出せず核燃料の材料にしたらどうですか。核融合の実現はもんじゅ以上に困難です。ご存じのようにトリチウム燃料は全く別な製造法です。
「禍転じて福となす。」との記述はごまかしです。
「トリチウム除去の研究に、政府も本気で対応してもらいたいものです。」とのコメントですが、想像以上にトリチウム除去技術は確立しています。ただ、費用対効果で言えば海洋放出が圧倒的に安価で処理できると言うだけの話です。

最近の研究では、海洋に放出されたトリチウムの生態系濃縮が報告されています。現地漁師の風評被害の切ない訴えは現実なのです。

遠い昔話、ベークライトやプラスチックがつくられた時代に利便性に驚喜した時代がありました。その頃、一部の学者がマイクロプラスチック問題を指摘していたことを思い出しています。
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温暖化をどう見るか (伊牟田勝美)
2018-09-06 00:17:45
ジョーカー様
ありがとうございます。
本当は、個々に書きたかったのですが・・・
温暖化防止を将来的に再生可能エネルギーで賄うのは賛成ですが、電力の安定供給を考えると、間もなく限界になると思われます。
原発を再稼働すれば、同量の火力発電所を停められますが、再生可能エネルギー発電を優先すると、その出力変動を吸収するために火力発電所を稼働させることになり、温暖化防止に逆行します。
また、10年も経てば、放棄された再生エネルギー発電施設の問題が出てくると思います。
再生エネルギーの負の部分にも目を配りつつ、再生エネルギーへ移行すべきです。

私は、再稼働のみ触れています。
新設には反対の考えを持っています。
再稼働のみとしているのは、再生可能エネルギーや核融合などの技術革新の時間稼ぎのためです。
電気自動車の普及を考えると、電力の消費は増えるでしょう。
増える電力需要を賄いつつ、発電に伴うCO2排出量を抑えていくために、現時点は原発は有効な手段の一つと考えています。
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CO2は温暖化の主要要因? (ジョーカー)
2018-09-06 22:47:49
丁寧なコメントに感謝し結論から反論します。
 はたして、国策としての電力供給は十分なのでしょうか?
 今回の地震で全道が停電となり、半世紀前の生活を懐かしみました。

 10年後の再生エネルギー発電施設ゴミ問題と100万年後の原発ゴミ問題を同等に論議できますか?
 確かに電気自動車は変動電力を吸収する有効なエネルギー活用法②です。
省電力に徹してきた日本産業界です、果たして電力需要は増えるのでしょうか?
そもそもの疑問、CO2排出量抑制が温暖化唯一の方法なのですか?
ご存じのように原発廃炉や使用済み核燃料の処理技術技術は未知数です。まして、核融合技術④や核燃サイクル破綻(安倍政権は認めていない)は無視しますか?

あえて再掲します。
①「再生可能エネルギーで賄うのは~限界になる」
②「再生可能エネルギー発電~出力変動を吸収する~温暖化防止に逆行」
③「10年も経てば、放棄された再生エネルギー発電施設の問題が出てくる」
④再稼働のみとしているのは、再生可能エネルギーや核融合などの技術革新の時間稼ぎのためです。

かって縄文海進(ピークで5m)の時代がありました。
異常気象は同感です。それが自然現象なのか人為的現象なのか見極める必要があります。日常的に山林火災や大噴火によって二酸化炭素は大量に放出されます。
ちなみに、産業革命(385ppm)以後大気中の二酸化炭素増加は38%です。

地球温暖化に向かっているとの認識は多分正しいのでしょう。ただ、その原因が二酸化炭素との結論は歪曲しています。原発再稼働支持論そのものだからです。
伊牟田様の二酸化炭素の増加によって地球の保温効果が増加し、海水は酸性になるという主張に同感します。

残念ですが視点を広げ自然由来と人工由来の温室効果ガス統計を見ません。人由来の化石燃料、廃棄物埋め立て、冷媒や半導体製造プロスで使う温室効果ガスを限定的に論じるのは公正ではない気がします。
ちなみにメタンはCO2の25倍、一酸化二窒素は298倍など数種類の温室効果ガスがありますあります。

地球温暖化に関する人為的影響について異論もあることも事実です。
・二酸化炭素以前に気温の変化、水蒸気異変が先に起こっている。
・太陽活動の影響、宇宙線の影響、地球内部の活動、磁気圏の活動などが原因。
・地質時代では寒冷化に向かっている。

小生、晴耕雨読の生活です。かって、原発立地地域の代表として立ち会った経緯があります。多くの質問をしたのですが5重の安全対策の安全神話を告げられ反論できませんでした。そのなかで、海温上昇とトリチュウム放水を説明されたのですがF1海洋放水とはまるで別次元です。
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問題は化石燃料の使い過ぎにある (伊牟田勝美)
2018-09-09 01:16:10
以前、使用済み核燃料の処分に危機感を持ち、原発の運転停止を望んでいました。
地震に伴う原発事故で世間が反原発に動いた際には、目的は違っても結果オーライと思っていたほどです。
ですが、温暖化を調べるにつれ、原発脚稼働を考えるようになりました。
再稼働した場合、使用済み核燃料が増えますが、廃炉作業は大差なく、再稼働の有無で100万年後に残る負の遺産の量の差は、CO2の量の差よりもマシと考えました。

氷床コアは、CO2濃度が化石燃料の使用量の増加に見合う形での増加を示しています。
現在、年間300億トンを超えるCO2が放出されていることも事実です。
これに伴う悪影響として、最も有名なものが地球温暖化ですが、酸性雨、海洋の酸性化、深海の無酸素化と海洋の熱塩対流の変化等が確認されています。
仮に地球温暖化が間違っているとしても、化石燃料の使用量を大幅に削減しなければならない充分な理由があると考えます。

晴耕雨読の生活。
そんな生活を、私も目指しています。
厳密に言えば、農業はカーボン・ニュートラルか、CO2排出量増加になりますが、食糧の輸送等、トータルでのCO2排出量削減になるような形を考えています。
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謙虚に自然に敬意を示したい (ジョーカー)
2018-09-10 20:06:36
化石燃料の使い過ぎとのご意見、大いに賛同。
しかし、その解消に原発再稼働を容認するとの判断に小生は同意できません。
今回の胆振東部地震で国内のどこにも隠れ断層が走っていることが明確になりました。
F1過酷事故ですが、教訓としてコメントされていますか?
最初のコメント「原発事故の過酷さは、誰もが知るところです。」とのコメントに反応がないのが残念です。

地球温暖化傾向は小生も気にしていますが、メリットデメリットがあります。
前回縄文海進に触れましたが、およそ一万年間の歴史に殺略はなかったとの調査結果があります。西欧では武力で他民族を征服していた時代に、これほど平和的な国家形成の歴史があったことに先人を誇りを感じます。

確かに、原子炉を再稼働しても使用済み核燃料はそんなに増えないでしょう。ならば、各原発炉の保存可能量や六ヶ所再処理の貯蓄量を確認していただけますか?
「再稼働の有無で100万年後に残る負の遺産の量の差は、CO2の量の差よりもマシ」との考えはもう少し考え直したほうが良いと思っています。

氷床コアでは有鉛ガソリンや水銀汚染はそれなりに解決されたようです。
CO2濃度に詳しいのであれば、自然発生由来と人間人発生由来の割合を教えてほしいのです。産業革命以後のCO2増加に触れましたが、年間300億トンを超えるCO2が放出との出典を教えていただければ幸いです。

地球温暖化による酸性雨、海洋の酸性化については納得しますが温暖化の原因はCO2が犯人ではありません。深海水の無酸素は当然です、海洋対流の変化は常に変化しています。

確かに困難な目標ですが、カーボン・ニュートラルの目標には大賛成です。そしてエネルギーの地産地消の電力供給を目指す政府を求めています。
ちなみに北海道のブラックアウトで10Wの太陽発電パネルで余裕で情報収集ができ、900wの発電機で20数年前に購入した2台の冷蔵庫は正常に稼働しました。
返信する
リスクと許容度 (伊牟田勝美)
2018-09-13 00:19:40
原発事故は過酷です。
これには、誰も異論はないでしょう。
では、この過酷さにどう立ち向かえば良いのでしょうか。
まずは可能な対策を考えなければなりません。
その上で、炉外に放射性物質が漏れる事故が起きる確率がどうなるのかを見るべきです。
事故の確率が、原発再稼動によるメリットとの比較で意味があるのかを検討しなければなりません。

原発反対派は、原発事故の過酷さを前に、事故の確率をゼロにすること以外を考えない方が多いように思います。
もちろん、許容できる事故率は低くなくてはなりません。
ですが、原発のみリスク不可は馬鹿げています。
原発再稼働によるメリットは、状況によって変化することもあります。当然、リスクの許容範囲も変化する場合もあり得ます。
なので、ゼロリスクを求めるのではなく、メリットとのバランスを考えておく方が正しいと思います。

CO2の排出量については、御自分で調べられた方がよろしいかと思います。
簡単に、複数のソースからのデータに辿り着けるはずです。
例えば、IPCC、環境省など、国内外の機関が発するデータがあり、いずれからも類似の値が得られます。
化石燃料の使用量からも、CO2の排出量は妥当な範囲にあると思っています。

水月湖の年縞の研究から、氷河期末は天候が不安定だったことがわかってきています。
農耕の開始時期は、天候が安定してきた時期に近いことから、氷河期の人類は農耕の知恵を持っていながら、不安定な天候が原因で、農耕を始めることができなかったのではないかと考える研究者もいます。
では、氷河期末に天候が不安定だった理由はなんでしょうか。
現時点で考えられているのが、深層海流の不調です。
御存知の通り、アイスランド沖の沈み込みが阻害されて起きると考えられています。
日本海は外洋に似た性質を持っているため、外洋の今後を予測するのに適しているのだそうです。
その日本海は、近年、海底の酸素濃度の低下が観測され、沈み込みが弱まっているとの研究もあるそうです。(日本海の沈み込みが低調になる直接の原因は温暖化ではないようです)
では、沈み込みが弱まると、気候にどんな影響が出るのでしょうか。
ここからは、私個人の考えです。
海水の熱容量は膨大ですが、対流が弱まれば、表層部分でしか熱の出し入れができなくなります。その結果、小さな要因(例えば火山噴火)でも、海洋の熱容量によるダンパーが効かずに、気候は大きく揺れるのではないかと考えています。

私は、電力に限らず、可能な限りあらゆる分野で地産地消であるべきと考えています。
例えば、食品もそうです。
地産地消にすれば、輸送が減り、少ない労力で同じ物を手にすることが出来ますし、CO2排出量も減ります。
地産地消に拘らないのは、『知恵』のみです。
ただ、スケールメリットも考えなければなりません。
スケールメリットは、効率の面と、影響の相対的な低下があると思います。
今回のブラックアウトも、(スケールの大きいが)地産地消が原因とも言えます。
地理的な要因により、北海道内で発電し、北海道内で消費せざるを得ず、このことがブラックアウトの要因となりました。
このあたりを踏まえ、スケールメリットとのバランスを考えながら、地産地消に移行できれば良いと思います。

最後に、関連する研究所の一般公開を紹介します。
10月26日(金)~27日(土)に、東大大気海洋研究所の一般公開があります。
場所は、千葉県の東大柏キャンパスです。
10月27日(土)には、JAMSTEC横浜研究所も一般公開があります。こちらは、ちきゅうシミュレータがあるので、大気や海洋の研究者と話せることもあります。
温暖化については、こんな機会を利用するのもアリだと思います。
返信する
原発再稼働以外の手段は? (ジョーカー)
2018-09-13 17:17:27
地球温暖化防止に原発の再稼働は有効な手段との趣旨ですね。
その主張内容は原発を再稼働しても放射性廃棄物はそう増える訳でもなく、使える物は使い切ったほうが経済効率が高いとのご意見と推測します。

原発反対派はゼロリスクを求めるとのコメントですが、果たしてそうでしょうか?
原発事故の許容範囲とはどんな意味ですか、INESレベル4以上の事故に限定しても国内外に枚挙にいとまがありません。
原子力規制委員会があるとはいえ、原発の安全神話はすでに崩壊しています。

さらに安全対策費、賠償費、核燃料サイクル破綻、放射性廃棄物の処理問題、F1のデブリ・トリチウム問題、廃炉費用の不透明さなど解決困難な問題に直面しています。
原発発電コストが一番安いというのも過去の神話でした。
まるでパンドラの箱を開けてしまったような原発政策です。最後に残った希望は原発即時ゼロへの方針転換です。
そして残されたデメリット解決のため真剣に向かい合うことです。

今回の胆振東部地震で証明されたように、日本は地震、津波、火山噴火が頻発する国です。
政府の『日本の原発は世界一、安全基準が厳しい』と言う説明に何の信頼性もありません。

水月湖の年縞は7万年、海洋の深層循環は1000年スケールですね。
仮に地球温暖化の主要因が二酸化炭素だとしても、その増加が自然要因か人為要因か見極める必要があります。
化石燃料使用を軽減する方法として省エネ普及、LNG火発建設、再生可能エネルギー導入拡大、電気自動車普及や(大都市以外の)地産地消など解決の糸口が眼前に転がっています。

原発再稼働の主張は解決不可能とも思える原発のデメリットを無視しています。
ブラックアウトの件ですが、北電は発電所を集中建設し発電コストを抑えているのが現状です。北電は泊原発再稼働に執着し、その代替に古くなった苫東火発を主要電源として運転していたのです。
各支庁別に小規模発電所を建設すべきとの意見は地産地消方式の例となります。

ちなみに、ブラックアウト後の各社協力の供給電力(北電10日現在)は、再生可能エネルギー61万Kw以上、北本連系線60万Kw、他社の火発約50万Kwです。
意外と再生可能エネルギーが健闘しています。また、石狩LNG火発送電計画を早めるとも発表されました。このLNG火発は、火力発電燃料の中でも燃焼時のCO2排出量が最も少なく(石炭の6割)、窒素酸化物(約4割)、硫黄酸化物(排出ゼロ)、煤塵はほとんど発生しないクリーン発電と言われています。
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目的は二酸化炭素削減 (i伊牟田勝美)
2018-09-16 01:00:41
「~使える物は使い切ったほうが経済効率が高い~」とは、私は言っておりません。
経済性は、弐の次です。
目的は、二酸化炭素排出量の削減です。
また、安全神話は、ゼロリスクを求める感情を封じるためのものです。
私の考えでは、「安全神話」は不要というより、あってはならないものです。

「安全対策費、賠償費、核燃料サイクル破綻、放射性廃棄物の処理問題、F1のデブリ・トリチウム問題、廃炉費用の不透明さなど解決困難な問題」には、再稼働の有無に関係ないものが含まれています。
冒頭の文をみると、そのことをジョーカー様も御理解されていますね。

「政府の『日本の原発は世界一、安全基準が厳しい』と言う説明に何の信頼性もありません」
確かに、政府の言うことは信頼できません。
そのことは、同意します。
捏造、隠蔽、改竄。
現政権は、これを当たり前としているので、政府の言うことは信用できません。
原発再稼働においても、現政権(自民党全体)が弱点となってしまいます。

各支庁別に小規模発電所を建設すべきとの意見には反対しませんが、そのデメリットにも目を配って進めるのが肝要と思います。
まあ、道民ではない私が口を挟むことではありませんが。

「北電は泊原発再稼働に執着し、その代替に古くなった苫東火発を主要電源として運転していた」
そうでしょうか。
原発再稼働が不透明になったから、急遽、石狩LNG基地に発電所を併設したのではないでしょうか。
建設開始が2014年8月となっていました。
計画開始は見つけることはできませんでしたが、立地から見てかなり急いで建設したように感じます。
原発を使えないので、冬場の発電力が不足していたのではないでしょうか。
電力に余裕がなければ、地震がなくても大型の発電機1基の停止でも重大な事態になりかねません。
だから、苫東厚真発電所をバックアップできる発電所を用意する必要があったのだと思います。

逆に言えば、北海道電力は、私よりも再稼働に消極的なようです。
返信する
自説を再考しては (ジョーカー)
2018-09-16 10:37:44
二酸化炭素排出量の削減に同意していますが、原発再稼働の自説を再考しませんか。
安全性や経済性を弐の次にできる問題でしょうか。

原発政策の問題点を記述しました。再稼働を擁護することは、その荒波の中に飲み込まれることを意味します。避けて通ることのできない原発問題、真っ正面から立ち向かう気力はパンドラの希望に残されている気がします。

泊原発停止(2012年)以来、冬場の電力不足は皆無でした。
「北海道電力は、私よりも再稼働に消極的」とのコメントですが、事実誤認です。
経産省(2012年)は原発廃炉で電力会社の経営が債務超過になると検証しました。
・・・原発を廃炉にすると決めた瞬間に資産だった原発はその価値が消滅、資産の目減りを損失として処理するため一気に大きな赤字を抱える。・・・

ちなみに、北電の発電所は6ヶ所(12基)で30年以上稼働している発電機は10基です。
最も古い発電所は50年も使い続けています。従って、LNG火発建設は泊原発代替ではなく、北電は既設火力発電設備(古い発電所)の経年化への対応と説明(http://www.hepco.co.jp/energy/fire_power/ishikari_ps/necessity.html)しています。
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