そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

アメリカも中国も自国第一主義それより

2019-06-28 | 国際・政治

大坂サミット2019が開催されている。何といっても、首脳会談による大きな関心は米中会談である。世界第一位の経済大国と、二位の中国の経済対立がさらに深刻化するのかが大きな経済問題である。片方は東西冷戦を勝ち抜いた世界の資本主義の盟主、片方はいまだに社会主義国と言ってはばからない、一党独裁の非民主主義国家である。。
ところがアメリカは徹底した自国保護主義を、トランプが大統領になって主張し始めた。そこには理屈などなく、一方的な保護政策といえる。方や中国は、アメリカに対して自由主義経済を徹底するようにと主張する。一昔ならとても考えられない逆転現象が、起きている。アメリカは資本主義の理念を忘れ、強大な武力と資金と資源を背景にした強引な力の政策を打ち出している。中国は社会主義理念を放棄し自由主義経済を訴え、保護主義の排除を主張する。
アメリカも中国も国益を前面に掲げた自国第一主義で、理念も制度もあったものではない。引っ込みのつかなくなった米中両首脳は、目線すらサミット会場で会わさない。
本来であれば、日本のような立場の首脳が間に入ることができようが、安倍晋三はあまりにもトランプに近い。いわば媚態外交を続ける安倍は、4月から毎月トランプと会談している。米中両国が仲介などできはしないだろう。
しかし、このサミットはもっと大きな課題を検討するべきなのである。2大大国のエゴに翻弄されるべきなどではない。
プラスチック汚染である。大坂ブルーオーシャン作戦は、待ったなしで取り組まなければらない。2040年には海洋生物をプラスチックが上回ることになる。
我々の医療分野では、使い捨て商品が多く、その多くが海洋プラスチック汚染につながる。
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