そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

平気で虚言を続ける安倍晋三

2017-07-25 | 安倍晋三
昨日に続き参議院で閉会中審議が行われた。支持率回復を狙っていつもの横柄な態度を封印し、「丁寧なうえにも丁寧に、批判には耳を傾けて、真摯に率直に誠意をもって」野次にも「そこ黙ってくださいよ」などとは言わず、借りてきた猫のような態度でのぞんだのであるが、効果は逆であった。
腹心の友の加計孝太郎が獣医学部の新設を希望していたのをいつ知ったかを、安倍晋三は二転三転させている。国家戦略特区の申請があった、1月20日に知ったと信じられない嘘をついた。腹心の友との忌憚のない時間を何度も過ごす安倍晋三である。知らないはずがないが、安倍が知ったと答えたのは、仮に請託が行われたと指摘されても逃れられる、最も安全な時間を選んだだけである。それが今年の1月20日である。過去には閣議決定してまで2011年に知っていたというのであるが、だとすればその後の事業申請者との会食は違法となる。そのための虚言である。それ以外の理由はない。
経済特区だの戦略特区だのと急な質問で間違えて答えたというのであるが、事前にこのことは通知してあるという言葉を無視して、前言を撤回した。周辺でなにを指摘されようが、公的な立場の人間が国権の最高機関の場所で、平気で前言を撤回するのである。安倍一強の真骨頂である。丁寧とか真摯にとかという言葉を軽々しく使う安倍晋三の傲慢な態姿勢である。
口調が丁寧になったとか、野次に反応しなくなったとか、手もみをしながら答える姿勢に騙されてはならない。重要なことについては何の説明もしていない。
取り巻きも同じである。加計に決まる前から、工事は始まるし高圧電流の設置の申請はしてしまっているし、今治の職員を特段の配慮で官邸に招き入れるし、加計ありきがありありである。工事単価が異常に高く、請負い業者が自民党幹部の遠戚である。
もっとも今治の職員が官邸に来た記録は残っていない。今治には記録が残っているが、官邸にはない。破棄したとのことであるが、官邸のセキュリティーは地方自治体以下である。
年に7回も会食を重ね4回もゴルフをした腹心の友の加計の、最大の関心事について全く知らなかったとは、疑惑の穴をさらに大きくしただけである。加計学園の獣医学部の新設の認可はするべきでない。

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官邸の加計学園戦略が炙り出された (ジョーカー)
2017-07-26 07:26:34
加計学園を知ったのは1月20日との苦し紛れの首相答弁は事の本質を表している。

大串議員の質問に、今回の国家戦略特区の議論は今治市で、事業者はその段階で決まっていないと弁明した。

一方、官邸側の農水産省や文科省に対する圧力は露骨で凄まじかった。特に、加計学園は文科省へ出向き獣医学部開設の要請をした。

これが岩盤規制にドリルをあけて腹心の友を導いた安倍首相の戦略だったのだ。

つまり、今治と加計学園(幽霊事業者)を切り離し、国家戦略特区諮問会議やワーキンググループで論議させた。
一方、行政側には岩盤規制突破を理由に、「石破4条件」検討もそこそこに無理難題を押しつけた。
とりわけ、文科省には幽霊事業者の加計学園は姿を現した。
皮肉にも、山本大臣や青山議員の加計発言がそれを裏付けをしている。

大串議員が指摘したように、国家戦略特区諮問会議の決定権限者である総理が幽霊申請者と一緒に食事やゴルフをしていた。

これが、「李下に冠を正さず」と述べた安倍晋三の真の姿だ。
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