そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ロシアが侵略した地方の少数民族を最前線に送って、大ロシア民族の誇りもないだろう

2022-07-27 | プーチン
プーチンはウクライナ侵略を、大ロシアの再現を理由に掲げている。ロシアとベラルーシとウクライナは同じ民族で統一するとし、実質支配下に置くとのことである。
しかし、どうやら最前線で戦っているのは、少数民族や僻地地方の所得の低い人たちのようである。上図は松原氏の1930から失敬した戦死者と所得の関係を表にものであるが、所得が高い層の人達はほとんど死んでいない。
人口100万人のブリアート共和国では217人、人口250万人のダゲスタン共和国では236人も亡くなっている。これに比して人口1200万人のモスクワではたった11人である。何よりも所得が低い層の人たちは、圧倒的にに死者数が多い。この表には含まれていないとのことであるが、チェチェン共和国では最も死者が多いとのことである。
何のことはない、プーチンはロシアが侵略した地域の民族を最前線に送っているのである。戦死した場合の保障は収入に比例して支払われるようで、貧困層が死んでくれた方が国にとっては有難い。上の表ではモスクワは3倍も支払われている。戦死者がいくら増えても補償金も少ないし、少数民族で政治力が弱いから問題が大きくならない。
そして、兵士が足らなくなり地方では盛んに兵役に就くように、運動が盛んである。ロシア人地域では何の動きもないが、地方では兵士を募集している。最近は囚人も兵士を募集が及んでいる。
プーチンにはロシア人の誇りすらないといえる。

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