そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

「TPPの強行採決」は既定の方針、これが立法府の現実

2016-10-21 | TPP
安倍晋三は、決定的な嘘を何度も繰り返す。これまでの政権なら、嘘をつく度に失脚したか少なくとも、総辞職に追い込まれものである。ところが、時折トカゲのような尻尾を切り落として、脈々と生き残っている。原発、消費税、安保法関連法、年金そしてTPPである。年金や原発もそうであるが、嘘をついてきたことに対して、全く説明ができないのである。その最たるものが安保関連法(戦争法)である。国会の質疑を聞いていたが、ほとんど安倍晋三も中谷元も質問に答えていない。意味のない回答、質問とは関係ない説明をして時間が来るのを待っている。これほどまで、虚偽に粉飾された政治をこれまで見たことがない。
そして、最もひどいのがTPPである。ほとんどの田舎の自民党候補者は、TPP参入には反対と明確に説明していた。当地の自由民主党の候補者も、絶対参入しませんとマイクを握りしめて訴えていた。ところが当選すると、舌の根も乾かない間に180度反対のことを言い出したのである。色々言い訳はするのであるが、だったら解散までして、国民に信を問うべきである。
上の絵はその証拠品である。自民党はTPPに参入しない。嘘つきませんと言っている。ほんの僅かの間農水大臣の席を戴いた西川公也などは、自民党の方針に背いてまで、反対するとまで言っていた。農水大臣になったら、一転してTPP推進強硬派に変貌した。この何度か諍いを起こしてきた元社会党の卑劣な男は、君子でないが豹変した。(何度も豹変している)
ところが、
福井照衆議院議員は9月29日に、「西川先生の思いを、強行採決という形で実現する」と言ってしまった。この男は、衆議院の特別委員会の理事を辞職した。
ところが、一昨日今度は、山本有二農水大臣が、佐藤勉衆議院運営委員長のパーティで、「TPP強行採決は佐藤氏が決めることになっている」と、これまた言ってしまったのである。言ったというより、漏らしたといった方が正しかろう。つまり、強行採決は自民党の関連議員の間では、タイミングを計っているだけなのである。
この男たちの発言は、立法府の威厳を損ねるどころか、民主主義の根幹にかかわることである。与党の公明党ですら、遺憾であると表明した。野党は山本農水大臣の辞任を要求している。
そして、このことを問われた安倍晋三は、「我が党は、強行採決をした歴史がない」と笑みを含ませて言ってのけた。ウソつけ!何度やってきたか数知れない歴史がある。
今回は、口の軽い奴らがいたので、ばれただけである。TPPは弱者や地域や、一次産業や中小企業を守ってきた関税を取り払う、無関税貿易システムである。国家が決めてきた法律をも凌駕する、企業利益優先システムである。アメリカ大統領の2候補も反対する、TPP日本が先導する必要などどこにもない。

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1 コメント

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Unknown (タンケ)
2016-10-22 13:51:25
今の政治が信頼信用に足らぬことは自明だが、歴代の首相から今のアベシンゾジミンコーメに至る滅茶苦茶デタラメ無法ぶりは紛れなく「犯罪」だ。日本の人々の生殺与奪を決める国際的条約にも大嘘つき続けておりながら、これを犯罪として司法、検察、警察も糾弾さえせず野放しにする日本とは一体何なのか?これなら、国ではない、国など要らない。

ジミンコーメごとく事実上の悪党犯罪者が大手振り権力として君臨し続けるなら、制度としての国などないほうがよい。権力を笠に着て「土人」と軽蔑し弾圧しながら、超一流ホテルに滞在し続けるキドータイという名の暴力団を沖縄本土で野放しにするのが日本という悪徳制度国家もどきなのだ。そんな行為も発言も、権力側である限り見逃され赦されるのが、このワケ判らぬ不正イカサマ国家もどき「ニッポン」ということらしい。
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