来年のオリンピックのメイン会場となる、国立競技場は外観上多くの木材を使うことになっている。
ここに多くの木材を提供しているのが、インドネシアボルネオ島である。ボルネオ島のマトゥ村長は、「我々から盗んでいった木材を使わないでhしい」と訴えている。ヨーパロッパでは日本への抗議活動が始まっていて、14万人の署名も集められ、オリンピック委員会に提出されている。
こうしたことは日本では全く報道されていない。スキャンダラスな出来事を面白おかしく並べたてているが、日本国民に知らされることがない。一昨年の9月に、2020年東京大会当局への公開書簡が出されている。リスクの高い熱帯雨林からの木材の使用禁止や、トレイサビリティーや第三者委員会の検証などが出されている。
地元と支援団体は、「2020年の東京のために、これ以上熱帯雨林を潰さないでください」と訴えている。
オリンピックは巨大な公共事業である。消費増税もあり、オリンピックはアベノミクスで築き上げられた砂上の日本経済が破たんする時である。オリンピックそのものが急ぐあまりか、このような環境破壊を引き起こしているのである。