そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

そりゃ安けりゃ買うサ

2006-08-27 | ゲノム編集

Photo_16 吉野家の牛丼が再開した。アメリカでは捨てられている、胸底(胸の辺り、人の鳩尾の少し前に当たる)の僅かな肉を集めるためには、かなりの頭数が必要になる。こうした集めた肉に、たっぷりと日本流の味を滲み込ませて、牛丼を作っている。アメリカから牛肉がこなくなると、マスコミを煽って「牛丼がなくなる」と操作された大騒ぎは、記憶に新しい。牛丼などなくなるはずなどない。安くて、安全を保証されていないアメリカの捨て肉を使った牛丼がなくなるだけのことであった。国内の牛肉を使えばそんなものいくらでも作れたはずである。この業者が牛丼の再開をマスコミにアピールしていた。

アメリカと実質的に、物流が支障ないカナダで8頭めのBSEが見つかった。しかも、今年になって5例目である。7、8月で3頭目である。しかも、感染経路はまったく不明であるばかりか、究明しようとする考え方も体制もない。検査技術が高いから発見されたと居直りもしている。

吉野家のギュウドンを食べる連中に聞いてみると、安いから買うだけのことである。美味いといっている若者もいたけれど、結局安ければ若者や収入の少ない連中は買うサ。安全なんて、国内の農家のことなど考える連中は少数派となる。

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