そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

暴力的に人種問題など解決などできることなどない

2020-06-03 | トランプ

米中西部ミネソタ州で黒人男性が白人警官に暴行を受けて死亡した事件から1週間経つが、抗議デモは全米140都市以上に広がって、一気に爆発した人種差別への怒りが収束に向かう気配は見えない。デモの乗じて一部で略奪や放火が起きている。コロナで貧困層が大金打撃を受けているアメリカであるが、デモの本態はは冷静に行われているが、怒りの抗議の声は意外と大人しい。。
トランプ大統領は1日、騒乱の対応に軍投入を辞さない姿勢を示した。デモの暴動者を非難し力で抑え込もうとするトランプは事件の本質を理解していない。ホワイトハウスを取り囲む穏健なデモ隊に、蔡榴弾を打ち込んで蹴散らかして、徒歩で協会に出かけて得意げな写真をメディアに撮らせて得意になっている。
その日のツィートには、ワシントンは今夜世界で最も安全な街になっていると述べている。
この男の頭の中には、大統領選しか頭にない。この事件の本質である人権問題や人種問題や差別について全く語らず、民主党議員が煽っている、極左暴力集団が煽っている、民主党支持知事がろくな対応しなかったなどと、全く別の問題に切り替えて、暴力的に乗り切ろうとしている。
権力者側がデモを挑発するなど、途上国の独裁者が行う異例の展開である。問題の解決にはならない。アメリカがいまだ抱える人種問題を、トランプは大統領として解決するのではなく、時間を50年前に戻しているといえる。軍隊の投入してデモ隊を蹴散らかすと脅しを入れている。
デモ隊は黒人ばかりではなく白人が多く目につき、SNSの展開も素早い。デモの共感した人たちは真っ黒な画面を付け連帯の抗議の意思を表している。アメリカ国民はトランプに暴力的な解決が意味がないことを教えているかに見える。
トランクも安倍晋三もそうであるが、彼らの政策は国民や国家なのことなどより、先ずは自らの支持者に向けた政策を優先する。敵を作って不合理であっても、離れていかない支持者をより引き付けるために、パフォーマンスを繰り返すのである。

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