そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

もうすでにBRICSの後塵を拝する立場になったG7

2024-06-14 | BRICS

現在イタリアで先進国首脳会議G7が開催されている。日本からは、支持率が16%という報道もある岸田文雄が参加している。かつてはロシアを入れ、G8という時期もあったが、クリミア侵略を断じて除名されている。
G7は、自らの国を先進国と位置付けたり、Summit(頂上)と表現したりと、裕福な民主主義国家を自認した国々といえる。
ところがかつて発展途上国として名付けられた、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アメリカ)5カ国の集まりに、昨年、エジプト、エチオピア、サウジアラビア、UAE、イラン、アルゼンチンが加わり、11カ国になっている。
今やBRICSは世界の人口で46%、原油は45%、GDPは36%を占めるまでになった。しかも経済発展がG7諸国より著しく、土地面積ではすでに上回っているが、GDPはほぼ同等に近いが追い抜かれることもはっきりしている。
このBRICSは、先進国と自認していたサミット国に、排除され袖にされたに過ぎない。それがい互いに対立構造をあからさまにして、かつての東西冷戦構造を模するどころか、凌ぐ対立にさえなっている。
それぞれが、アメリカと中国という盟主を抱き、この国が対立している以上穏やかな関係にならないかに見える。然しながら、それも政治的な対立であって、経済的にはお互いに最大の貿易国になっていて対立の理由もメンツが最大の理由としか考えられない。
ロシアのプーチンのウクライナに幾度もの侵略は少々例外ではあるが、中国さえ忌まわしく思ているのであるから、習近平の和平案をG7側も検討すべきなのである。先進国G7諸国は、既に追い越されていることを自覚し、より際立たせた対立から抜け出すっよう指導力を発揮するべきである。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 騙した貴女が悪いのか、騙さ... | トップ | 今日は樺美智子が殺害された... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

BRICS」カテゴリの最新記事