そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

核兵器の犯罪性をしっかりと訴えたローマ教皇

2019-11-24 | 

来日中のフランシスコ教皇は長崎で、安倍晋三に「あなたは何処の国の首相ですか?」と尋ねた被爆者たちと会った後広島に向かった。
広島の平和記念公園で、教皇は「戦争のために原子力を使用することは、犯罪以外の何物でもない。核戦争の脅威で威嚇することに頼りながら、どうして平和を提案できるか」と述べた。核抑止力を唱える国々を強く批判した。
「核の傘」の下にいながら平和について語る「偽善」を、教皇は「最新鋭で強力な武器をつくりながら、なぜ平和について話せるのだろうか。差別と憎悪の演説で自らを正当化しながら、どうして平和を語れるだろうか」と強い言葉で非難した。
戦争のために原子力を使用することを、「人類とその尊厳に反し、我々の未来のあらゆる可能性にも反する犯罪だ」と宣言し、「次の世代の人々が『平和について話すだけで何も行動しなかった』として、我々の失態を裁くだろう」と警告した。さらに、60年代に核の抑止力を否定し、軍備撤廃を唱えた教皇ヨハネ23世が出した回勅(公的書簡)を引用し「真理と正義をもって築かれない平和は、単なる『言葉』に過ぎない」とも語った。
その上で、フランシスコ教皇は人々に三つの行動を呼びかけた。これからの世代に「二度と繰り返しません」と言い続けるために「記憶すること」。自分だけの利益を後回しにして、平和に向かって「ともに歩むこと」。そして、原爆と核実験、紛争の犠牲者の名の下に「戦争や兵器はもういらない」と叫び、平和を「守ること」。これらが「広島においてより一層強く、普遍的な意味を持つ」と強調した。
天皇と会見し集団ミサを行うが、安倍晋三と会見するとのことである。被爆者に強い要望を受けても、何の反応もできなかった男がどんな反応するか見たいものである。これから先も被爆者を冒とくし続けるのであろうか。

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