そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

まるでタックスフリーの企業天国の日本

2019-07-24 | アベノミクス

上の表はネットで拾った表である。よく見れば見るほど腹が立ってくる。小泉内閣に突如降って湧いたように登場した、竹中平蔵が、「日本の法人税は欧米に比べて極めて高い。企業が活性化するためには下げなければならない」と言い出したのである。法人税の数字を並べ立てていた。
その結果法人税は下げるが、その埋め合わせに消費税をドンドン増やすことになった。ついでに企業にはそれまでは特殊な雇用形態であった、非正規雇用の形態を特殊でないようにした。それで企業はいつでも解雇できる安価な人件費を入手できた。そこで企業は業績を上げて好景気になると説明されていた。
この法人税は40%ほどが半分になったようである。ようであるというのは、法印税の中身は極めて複雑でよくわからないからである。その複雑さを逆利用したのが、安倍政権になってからである。様々な減税措置が施され、結果として上のような結果といえる。
ここにはトヨタがないのが不思議であるが、この分析にはひっからなかったのであろう。トヨタは輸出奨励金に加えて、国内の消費税へのキックバックがあり、ほとんど払っていなといわれている。上の表の企業は氷山の一角であろう。それで好景気になったかといえば、まったくその逆である。竹中が法人税が高い高いといった時代の方がよっぽど景気が良かった。
因みに竹中はその後、参議院の比例区で議員になったが、入閣できずに引退している。そして、自らが作った非正規雇用制度を利用し、非正規雇用会社を立ち上げて大儲けしている。これが汚職にならない理由を私は知らない。
日本の一流企業にとってタックスフリーの状況にあるといえる。儲けた金は企業内留保し、国家予算をも上回る金額になっている。
山本太郎の言うとおり、法人減税はそっくり消費増税として、一般国民に負担させて国内消費を冷えさせている。
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2 コメント

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消費税は『天下の悪税』である! (mobile)
2019-07-25 08:47:27
なぜ『天下の悪税』なのか?
-------⭐⭐⭐-------
税金には直接税と間接税の2種類があります。
ヨーロッパ諸国は間接税主導型の税制で直接税はもともと少ないのです(そのかし消費税20%はザラです)。
-------⭐⭐⭐-------
これに対してアメリカは直接税主導型の税制、すなわち所得に対して課税する方式なのです。
-------⭐⭐⭐-------
日本はもともとアメリカ型の直接税主導型の税制でした。・・・にも関わらず、ここにヨーロッパ型の消費税を導入することで庶民は二重の課税を強いられているのです。これが『天下の悪税』でなくして何だというのでしょう。
-------⭐⭐⭐-------
消費税はいますぐ撤廃するべきです。
-------⭐⭐⭐-------
代替財源としては『企業の付加価値に対して課税する』新税を実施するべきです。
それが『理の当然』です。
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Unknown (aya7maki)
2019-07-25 08:52:19
おはようございます〜つゆです。

トヨタは5年間税金を払っていないと、自ら発表していましたね。
竹中平蔵のいるパソナは、40年くらい前からあります。母体はテンポラリーセンターといい、大阪から出張ってきた会社です。
南部靖之さんは、まだ青年で、お父さんが社長でした。
竹中平蔵が乗っ取ったようなものです。
非正規雇用を増やした平蔵が悪人です。
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