そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

力の論理を披瀝して知ったかぶりで戦争を語ってはならない

2022-05-27 | 戦争
ロシアの悪行は許せない。ロシアのウクライナ侵略の理由を並べ続ける人たちもいるが、戦争する理由など存在してはならない。いかなる理由であっても、それが戦争の正当化や、侵略の正当性や、殺人につながるならその理由を暴力的に排除するべきではない。正しい戦争というものはないからである。
ましてや自らが幾度にもわたり、侵略行為を重ね傀儡政権をでっちあげて、自国の権益を死守し拡大してきた国家が、ロシアの蛮行を非難できるのだろうか。ブリッケン国務長官がロシアを平然と、『戦争犯罪人』と名指ししたのは、ご立派である。ブリッケンの指摘そのものは正しい。
同じ指摘を自国にできるかというものである。上記の三名のアメリカ大統領は、23年で9カ国を侵略しおよそ1100万人の民間人を殺害している。ブリッケンはこの三名に対して、『戦争犯罪人』と指摘するべきである。
今回のロシア・ウクライナ戦争で一番潤うのが、アメリカの軍事産業である。もう何兆円になるかわからないが、国営企業と化しているような軍事産業にすっぽり丸投げである。さらに、武器援助はするが血🅆流すのは、お前たちだと言わんばかりである。戦況は長引くばかりである。ようやく前線に武器が届くようになり、最新兵器の操作技術の伝授も何とかなっているようである。
ロシア化をしたところでも、やがてロシアは敗退するであろう。プーチンが政権にいれば、それを認めないであろうから、更に戦況は長引く。
アメリカは軍事産業に強く深くテコ入れすることで、他の産業は停滞し財政悪化が侵攻する。軍事産業は新たな戦地を求める。
世界はこの戦争で、平和であることがいかにあらゆる産業や人々や国にとって優れた手法であるかを学ぶべきである。力の論理を披瀝することで、知ったかぶりで戦争を語ってはならない。
アメリカは戦争犯罪人と、プーチンを名指ししたことを忘れず、そのことを肝に銘じておくべきである。

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