そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

平気で翻意する無知な日本の首相

2018-09-30 | 安倍晋三
昨年同じ国連の場所で、北朝鮮への最大の圧力を訴えていた安倍晋三である。国連の場は後ろから文章が丸見えである。日本の首相がこんな大きな文字で、官僚に書いてもらった文章を読んでいるのかと思うと情けなくなるばかりである。ここには間を置くだの、水を飲むだのとまで書かれている。しかも情けないことに漢字には逐一ひらがながうってある。それでも今年は、”背後”を”セゴ”と誤読してしまって笑いものになっている。小学生高学年の学力と言える。聞く人がほとんどいなかったのも恥ずかしいことであるが、聞く人もいないのでそれも良かろうというわけにもいくまい。

政治家としても高尚な理念がなく、北朝鮮に対して異次元の圧力こそ求められる、対話などするべきでないと訴えておきながら。アメリカのトランプでさえ金正恩とでさえ会談をして状況の打開を図っている。何よりも、韓国の文在寅大統領の、金正恩との積極的な3度に及ぶ会談と、意欲的で具体的な取り組みは評価されるべきである。
同一民族、分断国家の悲哀は大国には理解されます。ましてや分断をした側のアメリカは朝鮮民族のことなど考えてもいない。北朝鮮の何度も条約などを無視してきた経過や、人権侵害や食糧問題など理不尽なことは無数にあるが、現体制が崩壊すれば真っ先に被害を被るのは、韓国である。文大統領は韓国での支持率を上げ、大企業も支援を表明している。南北の首脳は朝鮮半島の平和と非核化に向けて動き出している。彼らには、同床異夢の感はあるかもしれないが、それぞれのビジョンがある。
日本の安倍晋三は全くの傍観者を決め込んで、圧力以外に何もないと言ってのけた言葉を何処に置て、ビジョンすらなく首脳会談の用意があるなどと、言い放つ無神経さには呆れるばかりである。日本はアメリカとともにあるとこびへつらった安倍晋三は、南北朝鮮の雪解けの甘いところだけいただけないだろうかと、模索する。
異次元の圧力が必要であって話し合いは実がないと言っていたが、どこで変わったか。否、多分変わっていない。自らが政治家として生き残る方便、言葉だけで中身がない宣言である。なんでこんな男恥ずかしい男が日本の総理でいるのか良く解らん。

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