そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

民進党は一人負けの2つの衆議院補選結果を教訓にできるか

2016-10-25 | 立憲民主党
東京10区と福岡6区の衆議院補欠選挙は与党自民党候補が圧勝した。両区とも最低の投票率であった。投票率が低ければ、固定票を持つ党の支持を受けたものが強いと言われている。多くは野党が有利と言われているが、そうした背景の中での補選であったが、結果として野党の負け方がひどいものである。
東京10区は小池旋風下にあり野党が勝てるとは思えなかったが、負け方がひどすぎる。ダブルスコア―以上の負け方である。与党の方はと言えば、自民党を裏切って知事選に出た小池を支持したものは処分すると意気込んでいたが、その裏切った候補を自民党は抜け抜けと公認し、安倍晋三まで繰り出す始末である。自民党は勝ち馬に乗ったのである。梯子を外された石原慎太郎の息子は、除名すると言ってた面影はなくなった。百合と蓮の花の女の戦いと煽ったマスコミの声さえ今は聞こえない。
福岡6区はもっと悲惨である。せっかく自民党が分裂したのに、トップ当選の鳩山の3分の1に近い票しか獲得していない。民進党は公認でありながら、蓮舫代表は一度しか顔を出していない。蓮舫は東京10区の敗戦会見にすら顔を出さず、候補者だけに丸めた頭を下げさせた。
どちらの選挙も負け方がひどい。選挙前に新体制になった民進党であるが、野田幹事長の意向が強く、福岡などは共産党に降りるように要請したが、政策協定すら検討されていない。共産党支持者は投票すらしなかったと言われている。東京でも選挙協力を依頼しながら、野田はまるで他人事のように、協力関係がうまく行かなかったと述べている。
共産党は殆どの国政選挙に候補者を立ててきた歴史がある。党の宣伝のいい機会ということであるが、当選は多くの場合おぼつかない。安倍晋三の暴走、特に戦争への扉を開こうとする安倍政権の阻止のために、候補者を下ろすかつてなかった選挙協力を、共産党は戦術として選択した。その共産党は今回の選挙での民進党のとった姿勢に疑義を示した。再検討をも辞さないということである。
そもそも、蓮舫が幹事長として後ろ盾に依頼した野田佳彦は、共産党が大嫌いと言ってはばからない。小沢一郎も嫌いであるが、共産党はもっと嫌いのようである。除名するとした候補すら公認する自民党のような、なりふり構わない選挙姿勢が、民進党には見られない。
連合との連携も、新潟知事選で見られたように、地方組織との調整もできない体たらくである。それでいて、勝てそうだとなると野田の制止を振り切って、蓮舫は共産党や社民党などや市民ネットワークが支援する候補のために出かける。党内の方向性がバラバラなのである。
正面切って自民党に対抗するような姿勢を持てない野田幹事長である。自民党安倍政権は、ほとんど嘘の政策を掲げ、説明すらすることすらない。憲法を否定した安保関連法に限らず、TPPや消費税や原発や積極的平和主義など嘘で塗り固めた、安倍政権をも批判できない野田・蓮舫体制の民進党に未来はない。今回の補選から、発足したばかりの民進党は多くのことを学ばなければならない。

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1 コメント

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Unknown (タンケ)
2016-10-25 13:07:00
ノダとは一体何者なのか?こいつが、ミンシュを壊滅させ、有権者を裏切り、消費増税をしたのである。YouTubeにはこいつが大嘘つく場面がはっきりと見れる。

このノダなる輩、臆面なくよくもまあ今なお議員をやり、幹事長などやれるものだ。日本にまだ良心があってまともな国なら、このノダなる輩など、はるか昔に断罪され政界追放されているのが筋のはずだ、ちょうど、アベシンゾー如くどうしようもない屑が駆逐されるがごとく。このノダなる輩の背後には一体誰がいるのか?こいつは隠れジミンとして有権者を騙し攪乱すために存在しているに過ぎないらしい。
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