そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

制裁を見直す時期ではないか

2013-01-24 | 朝鮮半島

北朝鮮が国連の制裁決議を受けて、3回目の高いレベルの核実験をPhoto_5
すると発表した。12月に行った、長距離弾道弾の実験とみなしての、制裁決議である。

海外留学の経験ある、若いお世継ぎなので、世界の情勢を把握しているので、北朝鮮も変わると思っては見たが、何も変わっていない。

国民のことを考えることのない社会体制が、どうして続いているのかを考えなければならない。この国には、”主体Photo_3(チュチュ)思想”というものがある。おじい様の金日成が考え出した、自主独立の思想である。

国民は自らの政権を非難すことがなく、海外の悪者(アメリカと日本それに韓国など)のせいにする。言葉だけは立派で、断固や殲滅などという言葉を常に用いるのは、外敵への意識を鼓舞させるためである。

今回は、ミサイル発射のお慶びもあって、アメリカを名指しで攻撃すると発言している。アメリカにロケット攻撃をすると、発言している。2981327488
日本は新たな経済制裁をするとしているが、もうやることなどない状況である。今回の国連決議には、中国も加わっている。これまで、2006年と2009年はいずれも、国連安保理の非難を受けてその直後に、核実験をやっている。

北朝鮮の本音はアメリカ本土への攻撃などではなく、経済支援や食糧支援が欲しいのである。北朝鮮の国民は、食糧と情報に飢えている。政府は、情報はともかくとして、食糧を与えたいのが本音であろう。

この国を経済制裁しても何も変化は起きない。制裁をすると、国民がさらに飢える。経済援助をすると、指導者が潤う、というジレンマからいつまでたっても脱却できない。

一度は拉致を足掛かりに、日本にアメリカとの関係の修復を打診したのである。彼らは、世界を知らない無知な閉塞状況にある。彼らに情報と食糧を与えることで、新たな展開が開ける可能性がある。制裁は主体思想が彼らを頑なにさせるだけで、何の解決にもならない。

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