少年マガジンに連載されていた漫画『魁!!クロマティ高校』は、コミックス全巻持っていた(けどブックオフに売った)くらいに好きな漫画です。真面目な主人公の神山がバカな不良達と会話しているうちにどんどん脱線していくという脱力漫画で、登場人物全員が誰一人としてふざけているわけではないのに各々が致命的なツッコミどころを抱えているために全力でどうでもいい方向に突き進んでいくという毎度のパターンに苦笑い。そんな漫画を売ったブックオフで本ソフトを108円で見かけて購入。
クロ高の漫画(アニメ版?)がPS2のゲームとなったのは本作で2度目。もう一方は知りませんが、こちらはあのハドソンが制作ということでギャグが寒冷化しているのではないかと予想していましたが見事に的中して、さすがはハドソンと納得しつつコナミに吸収されたのを惜しむのでした。
ジャンルとしてはほとんどノベルゲームで、随所に出てくる選択肢を選んでいくというものですが、単に選ぶのではなく「ツッコミの強弱を決定する」のと「ネタ振りの相手を選ぶ」という操作によってシナリオが分岐するようになっています。「ツッコミの強弱」の方は始めはそのタイミングがよくわからないため、いつのまにかスルーしていることが多いでしょう。また、通常のテキストが右から左にスクロールする表示であり、なかなか読みにくいのが残念。
ゲームを開始すると、クロマティ高校を舞台としたゲームのサンプルを北斗が持って来て、それを主人公の神山にテストプレイさせようとしますが、そこに大ボケの林田とツッコミの割にイジラレる前田がいたものだから話がどんどん脱線していくという漫画同様の展開。もっとも、そのサンプルゲームの方もひどくて、
前田とフレディが、
ファミコン以前のようなアクションゲーム「熱血硬派前田くん」に登場! なぜか前田はフレディに勝てないようになっております。その後、神山らはこのサンプルゲームをもっとまともなものにしようと知恵を絞ったり絞らなかったりするのですが、改良されて出て来たものはいずれも大差のないクソゲー。ゲームメニューから出来上がったゲームで遊べるモードに入れますが、プレイする意義は全くありません。
シナリオの脱線先では他のミニゲームをプレイさせられる場合があります。
音ゲーのような「まくら道」とか、
竹之内を車酔いさせないようにタクシーを運転する「デッドオアドライブ」とか、
ゲーム&ウォッチのような「バントDE甲子園」など(なんでピッチャーが3人いるんだ?)。これらの他にも数種類プレイ可能。いずれも何かのパロディくさいタイトルや内容で、もちろんプレイの意義は皆無。
ところでこれらミニゲームにおいて納得のいかない点がいくつかあります。まず「熱血硬派前田くん」シリーズですが、画面のドットの粗さの割には、そのドットの大きさより細かい解像度でキャラが移動したりする点。それと「バントDE甲子園」でバントに成功した時とミスした時で同じ位置に異なる液晶表示をしている点。詰めが甘いと言わざるを得ません。ハドソンならそこまでやって欲しかったところ。
シナリオの展開も漫画と比較したらオチが強引だったり弱すぎたりして、今ひとつ笑えません。オチのジングルが無ければ何が起きたのかよくわからないような気がします。メニューの「オプショソ」も全く笑えません。スタッフロールの北斗グループ企業の多さも、3ページ目くらいまでは笑えるのですが……。良い部分と言えば、繰り返しプレイの際にはフローチャートが便利になっており、分岐がある部分がわかるようになっているところでしょうか。まあ分量もそれほどないですが、ゆっくり遊べば三日くらいは持つかもしれません。
結構ボロクソに書いてしまいましたが、漫画を手放してしまった以上、本ソフトは残しておこうかと考えています。原作の方はオススメなので、未読の方はぜひどうぞ。
そういえば、本は売ってしまったけど、何巻かに付属のストラップが手元に残っているのを思い出した……。
クロ高の漫画(アニメ版?)がPS2のゲームとなったのは本作で2度目。もう一方は知りませんが、こちらはあのハドソンが制作ということでギャグが寒冷化しているのではないかと予想していましたが見事に的中して、さすがはハドソンと納得しつつコナミに吸収されたのを惜しむのでした。
ジャンルとしてはほとんどノベルゲームで、随所に出てくる選択肢を選んでいくというものですが、単に選ぶのではなく「ツッコミの強弱を決定する」のと「ネタ振りの相手を選ぶ」という操作によってシナリオが分岐するようになっています。「ツッコミの強弱」の方は始めはそのタイミングがよくわからないため、いつのまにかスルーしていることが多いでしょう。また、通常のテキストが右から左にスクロールする表示であり、なかなか読みにくいのが残念。
ゲームを開始すると、クロマティ高校を舞台としたゲームのサンプルを北斗が持って来て、それを主人公の神山にテストプレイさせようとしますが、そこに大ボケの林田とツッコミの割にイジラレる前田がいたものだから話がどんどん脱線していくという漫画同様の展開。もっとも、そのサンプルゲームの方もひどくて、
前田とフレディが、
ファミコン以前のようなアクションゲーム「熱血硬派前田くん」に登場! なぜか前田はフレディに勝てないようになっております。その後、神山らはこのサンプルゲームをもっとまともなものにしようと知恵を絞ったり絞らなかったりするのですが、改良されて出て来たものはいずれも大差のないクソゲー。ゲームメニューから出来上がったゲームで遊べるモードに入れますが、プレイする意義は全くありません。
シナリオの脱線先では他のミニゲームをプレイさせられる場合があります。
音ゲーのような「まくら道」とか、
竹之内を車酔いさせないようにタクシーを運転する「デッドオアドライブ」とか、
ゲーム&ウォッチのような「バントDE甲子園」など(なんでピッチャーが3人いるんだ?)。これらの他にも数種類プレイ可能。いずれも何かのパロディくさいタイトルや内容で、もちろんプレイの意義は皆無。
ところでこれらミニゲームにおいて納得のいかない点がいくつかあります。まず「熱血硬派前田くん」シリーズですが、画面のドットの粗さの割には、そのドットの大きさより細かい解像度でキャラが移動したりする点。それと「バントDE甲子園」でバントに成功した時とミスした時で同じ位置に異なる液晶表示をしている点。詰めが甘いと言わざるを得ません。ハドソンならそこまでやって欲しかったところ。
シナリオの展開も漫画と比較したらオチが強引だったり弱すぎたりして、今ひとつ笑えません。オチのジングルが無ければ何が起きたのかよくわからないような気がします。メニューの「オプショソ」も全く笑えません。スタッフロールの北斗グループ企業の多さも、3ページ目くらいまでは笑えるのですが……。良い部分と言えば、繰り返しプレイの際にはフローチャートが便利になっており、分岐がある部分がわかるようになっているところでしょうか。まあ分量もそれほどないですが、ゆっくり遊べば三日くらいは持つかもしれません。
結構ボロクソに書いてしまいましたが、漫画を手放してしまった以上、本ソフトは残しておこうかと考えています。原作の方はオススメなので、未読の方はぜひどうぞ。
そういえば、本は売ってしまったけど、何巻かに付属のストラップが手元に残っているのを思い出した……。
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