ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

ステージ上のMCを考える

2017-12-12 10:09:39 | Weblog

昨日は、『佐藤弘樹的生ラジヲ」の打ち上げでした。
アナウンサー、DJなどの話すことを職業にしている人、
特に話し方、声ともにまさにプロフェッショナル、という、
佐藤弘樹さん、秋田美幸さんや、ラインキャスター(ニュース原稿を読む人)の
百鳥さん、と初めて、仕事をしたとき、
喋りの部分がそのままステージになるので、
喋りまで、リハーサルは、リハーサルなんです。

ミュージシャンのリハーサルは、曲を終えるとおしまい
ですが、それが違うので、それにびっくりしました。
出し物の合間のMCまで、リハーサルしたい、ということですね。

また、マイクに乗った声が、会場にちゃんと通るし、
話に無駄がない。
「ああ、アナウンサーって、こういうことなんだよな」
と感心したのでした。

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さて、昨日、元芸妓でジャズシンガーの真箏さんも打ち上げメンバーでした。
上のようなことを話し、「ミュージシャンのMCと違うよね〜」と
話した時、「実は、以前もおっしゃってたんですけど、私は違うと思ってたんです。
私は、MCも歌も、本気ですよ」と。
とおっしゃいました。はっと気付かされた瞬間でした。

お恥ずかしいことに、私のMCは、演奏とのギャップ萌えが指摘されるぐらい、
拙いものですが、それでも、自分なりに、あるいは注意され、
気をつけていることもあります。


1)なるべくシンプルに。収録CD,作曲者、曲名を言う。
2)なるべくゆっくり話す。
3)身内しかわからない話は、しない。
  身内にむかって、話をしない。
4)メンバーをいじって、価値をさげるようなことは
      言わない。
5)下ネタは禁止。
6)喋りを期待されても、1ステージに1回だけ。
7)メンバー紹介なども、ちゃんとした文章になるように、
  あらかじめ、考えておく。長くしゃべる時も同様。

時に、踏み外すこともありますが(笑)

でも、確かにMCは、コンサートの一部です。
もっと、大事にしなければ。
昨日は、日本の古典芸能を厳しく叩き込まれた
真箏さんの真摯な態度に、あらためて心を正されたのでした。

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