ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

ゲストに迎えられたら(アコースティック)

2009-04-15 09:40:03 | Weblog
アコースティックギターで音場を作ることは非常に難しい。

アコースティックギターで、ゲストで迎えられたら、
どういう編成で何をするのか、詳しく聞きます。

多くの人は、未だにアコースティックギターの
音場つくりが、非常に難しいのをまだ理解して
居ない、と思います。

ドラムが入るとたとえそれがエレアコであっても
フルパワーで叩かれたらソロなど聞こえません。
それをまず、バンドのメンバーに伝える事。
エレアコでもボディーのソリッドのハウリングのないものが
必要になったりするでしょう。
僕は、ステージに150Wのモニターを左から鳴らすようにします。
会場が100人未満でPA無しなら300w以上ないと
まず聞こえないんじゃないかと思ってます。

ピアノと共演も、PA不足だとソロが力が入る事が多く、
ピエゾとスタンドマイクの兼用、自分のモニターも持って行きます。
繊細な生ピアノの表現について行く為に、マイクは、僕は必要です。

歌手と二人なら、良いギターに良いマイクで拾うのが一番
良い音だと思っています。うまい人とやればやるほどそう思います。
エレアコだと、可変範囲が広すぎて、
すばやく状況に反応出来ない事が多く、色々現場で
セッティングを悩んだ結果、マイク、シュア57を立てたら
それで終わりだった、ということも多い。
*******

と言う訳で、
「1曲目、歌手と二人で、
 2曲目は、ピアノが加わり、
 3曲目は、バンドで」
とかは、結構な機材を持って行きます。(苦笑)

それでも最後の曲は、聞こえない、とかありうるからね。
エレキギターとアンプをいつでも出せるように車に積んでいます。

まあ、ゲストに呼ばれて、そういう依頼が来たら
受けない事だね。(笑)


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