ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

プロフェッショナルな仕事って素晴らしい

2009-03-09 09:10:31 | Weblog
プロフェッショナルな仕事って素晴らしい、そう思うことがありました。

佐伯準一(キーボード)さんとミックスダウンしたとき。
もう、朝までかかってへとへとなのに
「もう一度、もう一度、やってみていいよ」というのです。
さすがに勘弁して下さい、と言ったけど、
ちょっと納得がいかない時の一言。

帰りの車で、試し聴きしてて
「うーん。いうことを聞いてりゃ良かった」と
後悔しました。
*******

打ち上げで彼が話したことがあります。
「宝塚で、時々難しいフレーズで、しかもオーケストラのイントロを自分一人で
キューを受けて弾かなきゃいけないことがある。
2000人のホールで毎日一ヶ月。
もちろん、その前から毎日練習するんだけど、
それでも、毎日、本番で弾き始める瞬間は、なんともいえない感じはあるね」

そういう現場が、言葉に出来ない価値をその人に与えますね。

*******
建築家と話をした。
「若い設計士は、朝1、2時など、ざらに残って働いている。
なぜかというと、それを期日までに終わらなければ、
仕事としてなりたたないからだ。
それは、好きとか嫌いとかいう問題じゃない。
ただ、やるんだ。それでも、クライアントが気に入らなければ
書き直しだ。
それが出来ない奴は、辞めていくんだ。それだけなんだ」

*******

まあ、この文章を読んで、同世代、先輩は
「ははは。そんなもんだろう」で、済むと思う。

若い諸氏。厳しいと思うかもしれないけど、
まあ、そんなもんだから
がんばろう。(笑)

きっちりこなして当たり前。
毎回、優しく褒めてもらえる訳じゃない。
でもね、誇り高いのが仕事。

わしゃ、まだまだ、甘いのう、、。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 努力をしろ、とは僕は言わない | トップ | 音楽には案外、根拠がない »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事