ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

jazzを学ぶこと

2008-06-02 12:49:53 | Weblog
Jazzを学びたい。という言葉を聞くとき「難しいらしいから」「役に立つと聞いたから」と言う理由を良く聞きます。確かに、Jazzは、世界中の音楽の中でも、即興演奏の技法が、最大限に研究されたジャンルです。

でも、最終的にjazzという音楽を好きになって欲しい。
むしろ、音楽と言うのは、「好きだから、演奏したい」というところからしか始まらない。

音楽が、ある理論の下にテキパキと組み上げられていった訳ではないのです。
多くのミュージシャンや時代の背景、文化の交流によって、出来上がったものなので、
完全に理論で説明出来る物でもない、と僕は思っています。

だから、音楽は、その出来た国の文化そのもので、泣いたり、笑ったり、時には、だましたり、
人間の生活そのものに感じます。

音楽というのは、言語に似ています。短い「単語」が、連なり「文」になり、それが連なって「文章」になっていきます。だから、適切な場所で、適切な言葉を使い、つなげる事を覚え、
また、伝えたい事が伝わるように工夫をし、気持ちを込めてしゃべり、そうすることによって、音楽を話す事が、出来るようになります。たくさん単語を覚えて、リハーサルを終えたら、積極的に「会話」をする為に外に出て「会話」することも楽しい事です。

たくさん、フレーズを覚え、それをつなげ、感情を込めて、演奏出来るようにしましょう。

歴史的なジャズギタリストを挙げておきます。

<チャーリー=クリスチャン系統>
チャーリー=クリスチャン、ハーブ=エリス、バニー=ケッセル、ジョー=パス

<ウエス=モンゴメリー系>
ウエス=モンゴメリー、パット=マルティーノ、ジョージ=ベンソン、

<ブルージー系>
ケニー=バレル、グラント=グリーン

<ジム=ホール系>
パット=メセニー、ジョン=スコフィールド、ジョン=アバークロンビーなど

<その他>
ジョン=マクラフリン、

この中で、モダン=ジャズギタリストの大きな源流は、
ジム=ホールとウエス=モンゴメリー
この二人は、大切。是非、押さえておきたい。


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