イマジネーション・トレーニングの日記〜わたしの藝と稽古の記録

パターンやイメージを探求するために絵を画いています。

「コレクション概念」と「カテゴリー」や「グループ」について

2022-01-06 16:50:29 | 日記



みなさんおはようございます。

また、

あけましておめでとうございます。

連載「イマジネーション・トレーニング法」の時間です。


今回は

「イマジネーション・トレーニング」における「情報管理法」という切り口で

「イマジネーション・トレーニング法」や「メモワール法」を考えてみたいと思います。

稽古の経験が多くなり、

いろいろな作品や作品の断片が増えてきて、

そこで制作が混乱しないようにするには

あるいは、ふと新しいアイデアがうまれたときなど、

さまざまな形での「コレクション」(稽古全体)の内容を

小さく分類してゆく必要がおきて、

ここで、それを「カテゴリー」、あるいは「グループ」と呼ぶことにしたいと思いますが、

( わたしの中でどう呼ぶか迷いがあるわけですが、 )

ちょうどこれは

コンピュータでいう

「ストレージ」と「フォルダ」の関係になります。

つまり、「全体集合」と「部分集合」の関係です。

たとえば「アイデア・デッサン」は明らかに「カテゴリー」、「グループ」の一種だし

「アンソロジー」や「シリーズ」も一種の「カテゴリー」、「グループ」で

わたしは必要がおきた場合には「コレクション」の中に

任意の適切な「カテゴリー」を準備しています。

そして必要に応じて混乱がおきないように、

あっちの「カテゴリー」からこっちの「カテゴリー」へと

情報を分類しなおしたりもしますが、

その中にたくさんの「イマジネーション・デッサン」や「イマジネーション・メモワール」

、あるいはその混合体の素材や作品が

ぷかぷか浮かんでいる感じです。

たとえば

「円環の構成」「直線の交錯」、「曲線の構成」、「天下大道」、

「アイデアデッサンよりの展開」、「ルーティン・ワーク法よりの展開」、

「なぐり描き法よりの展開」、「ことばによる展開」などの

じつにいろいろの「カテゴリー」や「グループ」があります。

それは必要があるときコンピュータ内に

任意の適切な「フォルダ」を作るのとよく似ています。

つまり「イマジネーション・トレーニング法」や「メモワール法」の情報構造は

はっきりと数学の「集合論」や、

コンピュータ・サイエンスに学んだ部分がおおきくて、

「イマジネーション・トレーニング法」においては

「イマジネーション・デッサン」の内容(ファイル)や

「イマジネーション・メモワール」の内容、

その両者の複雑な合成物を内容として、必要ができたら好きなだけ、

それぞれ「カテゴリー」や「グループ」をつくって分類、区別、して考えることができます。

これはコンピュータで、「ワープロ」や「表計算」といった「ソフトウェア」の「ファイル」から形成された「フォルダ」を作ることに比較すると

非常にわかりやすいと思います。

そして、話しをさらに「メモワール法」にも拡張すると、

「ブログの原稿」もまた「カテゴリー」の一個でしょう。

その中には「個々のブログの記事」や「ブログのアイデア集」がぷかぷか浮かんでいるわけです。

そして「コレクション概念」とはそういう「カテゴリー」や「グループ」の

全体的な集合ぜんぶをいちおう指しているでしょう。

ちょうど「ルート・ディレクトリ」というものが

すべてのフォルダの樹状構造を統括しているようなものです。

そう考えるとわかりやすいと思います。

しかし現実世界においては

完全な「コレクション」を物理的、論理的に保管、管理することはかなり難しく

現実的には、「コレクション」すべてを扱えないケースもあります。

稽古をしてゆく中で

こういう「カテゴリー」や「グループ」を、

新しく、わたしなりに作りたいな、と思うことがときどきおきて

わたしはそのとき、だいたい、新しい「らくがき帳」や「クリアファイル」を用意しますが

これを非常に理屈っぽく書いてみると

理論的には、だいたいこんな感じになります。

わかりづらかったでしょうか?

ではそういう次第で、

改めて、

「連載、イマジネーション・トレーニング法」を

今年もまた、よろしくお願いします。



(  つづく )