イマジネーション・トレーニングの日記〜わたしの藝と稽古の記録

パターンやイメージを探求するために絵を画いています。

メチエとイマージュの稽古

2024-05-07 17:46:46 | 日記

 

みなさま、おはようございます。
 
連載「イマジネーション・トレーニング法」の時間です。
 
よろしくお願い致します。
 
さて、
 
前回、わたしは「メチエのトンネル」のなかで悪戦苦闘していました。
 
ここでわたしは「線」の重要性に改めてはっきり気づき、
 
「ステンドグラス」のような「強い線」を、ここでまた画面に採用することにしました。
 
そのような「メチエ(技術)」の工夫を通して、「新しい方向性」への目が啓け、
 
それをとりあえず、「メチエとイマージュの稽古」と呼んでいます。
 
ほぼ毎日のように、こつこつ稽古をしてきて、
 
「制作」と呼んでいいものが、だんだん、できあがりはじめました。
 
これはかなり大きい「開眼」だと感じていて、
 
「イメージ」や「イマジネーション」というより、「イマージュ」という言葉が適切だと感じ、
 
それは、新しい「メチエ(技術)の広がり」と、それに呼応する、「イメージの深まり」です。
 
嬉しかったです。
 
 
 
 
 
どの作品も、ある一連のいくつかの「メチエの追求」を土台としていて、
 
それを基に「イマジネーション・トレーニング」をしています。
 
「メチエの追求」というものを手掛かりにして
 
イマジネーションを考え、
 
イメージや感覚を手掛かりとして、メチエを考えています。
 
課題としては、たとえば
 
「紙の選びかた」、「即興の画線」、
 
画材の選択と「色構成」の課題、「線の展開」、そして「仕上げ」
 
 
など、かなり多くありますが、
 
どれもが「メチエとイマージュの稽古」で、
 
細かいメチエのテーマをここで具体的に考えています。
 
画面を構成する上での「アルゴリズム」を、かなり細かく検討してゆき、
 
また、画材の選択がかなり多様になりました。
 
「使えるものはみんな使う」という感じで、
 
画いている「パターン」自体は、以前からそう変わっていないのですが、
 
これらの「メチエ」なくしては得られない「画面の「質」」というものができてきて、
 
これは「あたらしいイメージの展開」といっていいかと思います。
 
それをとりあえず、フランス語の「イマージュ」という言葉で呼んでいます。
 
厳密に考えたわけではないのですが、
 
言葉の「使われ方」のようなものの違いを意識しています。
 
 
 
 
ある「画面の質的成長」のようなものを
 
これらの写真から、感じていただけたら、
 
すごく、ありがたいと思います。
 
最近の稽古の報告でした。
 
 
いつも報告を読んでくださる皆様には、
 
深く感謝しています。
 
稽古は、山あり谷ありで、
 
いいときばかりではないですが、
 
こういう風にして、ちょっとずつ、
 
勉強して、稽古しています。
 
それでは、
 
また次回お会いしましょう。
 
 
 
( つづく )

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