みなさま、おはようございます。
連載「イマジネーション・トレーニング法」の時間です。
よろしくお願い致します。
さて、
前回、わたしは「メチエのトンネル」のなかで悪戦苦闘していました。
ここでわたしは「線」の重要性に改めてはっきり気づき、
「ステンドグラス」のような「強い線」を、ここでまた画面に採用することにしました。
そのような「メチエ(技術)」の工夫を通して、「新しい方向性」への目が啓け、
それをとりあえず、「メチエとイマージュの稽古」と呼んでいます。
ほぼ毎日のように、こつこつ稽古をしてきて、
「制作」と呼んでいいものが、だんだん、できあがりはじめました。
これはかなり大きい「開眼」だと感じていて、
「イメージ」や「イマジネーション」というより、「イマージュ」という言葉が適切だと感じ、
それは、新しい「メチエ(技術)の広がり」と、それに呼応する、「イメージの深まり」です。
嬉しかったです。
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どの作品も、ある一連のいくつかの「メチエの追求」を土台としていて、
それを基に「イマジネーション・トレーニング」をしています。
「メチエの追求」というものを手掛かりにして
イマジネーションを考え、
イメージや感覚を手掛かりとして、メチエを考えています。
課題としては、たとえば
「紙の選びかた」、「即興の画線」、
画材の選択と「色構成」の課題、「線の展開」、そして「仕上げ」
など、かなり多くありますが、
どれもが「メチエとイマージュの稽古」で、
細かいメチエのテーマをここで具体的に考えています。
画面を構成する上での「アルゴリズム」を、かなり細かく検討してゆき、
また、画材の選択がかなり多様になりました。
「使えるものはみんな使う」という感じで、
画いている「パターン」自体は、以前からそう変わっていないのですが、
これらの「メチエ」なくしては得られない「画面の「質」」というものができてきて、
これは「あたらしいイメージの展開」といっていいかと思います。
それをとりあえず、フランス語の「イマージュ」という言葉で呼んでいます。
厳密に考えたわけではないのですが、
言葉の「使われ方」のようなものの違いを意識しています。
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ある「画面の質的成長」のようなものを
これらの写真から、感じていただけたら、
すごく、ありがたいと思います。
最近の稽古の報告でした。
〇
いつも報告を読んでくださる皆様には、
深く感謝しています。
稽古は、山あり谷ありで、
いいときばかりではないですが、
こういう風にして、ちょっとずつ、
勉強して、稽古しています。
それでは、
また次回お会いしましょう。
( つづく )
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