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おはようございます。
「イマジネーショントレーニング法」連載、第八回目となります。
「イマジネーショントレーニング法の実際問題」のつづきですが、
「イマジネーショントレーニング法」で、まず学ぶべき重要なテーマは「まず待つ」ということです。
これを最初に勉強します。
百姓仕事と同じで、
基本的な作業、
田植えや肥料など、をしっかりして
定期的に草むしり、水やりなどの作業はもちろんするのですが、
「稲をむりやり伸ばそうとして引っ張って抜く」
などが、絶対にやっては駄目なことで、
「することをして待つ」というスタンスがいちばん重要です。
「つくるよりできる」です。
ここを間違って
なにかをしよう、達成しようとして頑張って焦っても、まず成功しません。
むろん達成する見込みというのは、100パーセントではなく、無保証無担保で、
「今度こそもう駄目か」とは、いつも思うものですが、
スランプとはわたしの仕事のいつものありようで、
「するべきことをしつつ待つ」という姿勢は作業の中心です。
これは「祈る」ことにも通じます。
クリエイションとは基本的にそういうもので、
どんどん機械的にできる作業は、いまはパソコンが人間よりもうまくするでしょう。
わたしもこの原稿がすすまず、今回はかなり悪戦苦闘してきました。
そうしているとだんだん見えてくるものもあり、
それはだいたい「わかってしまえばあたりまえ」のことばかりです。
わたしはいろいろの「藝談」を眺めるのが好きなのですが、
心理療法やら、数学などの「藝」の世界でもこれは鉄則のようです。
「イマジネーション・メモワール」を思いついたときにして、
日々、「イマジネーション・デッサン」の画面に取り組んであれこれしていることも、
いわば百姓の野良仕事のようなものです。
そしてどうやらこの原稿を毎月、ちょっとずつ進めるには、
だいたい2〜3回分の下原稿を用意してからアップしないとややこしいことになりそうで、
このあたりから、アップのペースも少し遅めになります。
「ああそういう作業をしているんだな」と温かい目で見守っていただけたらと希望しています。
また次回お会いしましょう。
(つづく)