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おはようございます。
連載「イマジネーション・トレーニング法」の時間です。
よろしくお願い致します。
今日はタイトルにあるように
「しばらくともに暮らすこと」をテーマにして
ちょっと稽古を考えてみたいと思います。
この言葉は、本で読んだもので
わたしが発明した言葉ではないのですが
考えて見て
恋愛や結婚があると思います。
恋愛でも「しばらくともに暮らすこと」がとても大事で
ひとつの季節をともにして
さようならというケースもありますが
やはりここである程度人間的にも成長するわけです。
恋愛というのは不安定な関係で
藝の稽古にとても近いと感じます。
稽古では「スタイル」という難しい問題があり、
しょっちゅう方法論を変えれば
それだけ成長できるというものではなく
あるやり方やアイデアと
「しばらくともに暮らす」ことはすごく大事だと感じます。
内的必然性というものが大事です。
自分の稽古がマンネリで物足りない感じることはままあり、
あれこれ試すことは無意味ではないと思いますが
では右往左往していれば、「人間的に成長できる」かというと
ちょっと違うなあと感じます。
「これだ」というものが大事なわけです。
それをなんとか摑むことです。
恋愛の場合には結婚が「ゴールイン」となるのが
理想的な解決だろうと思いますが
うまく自分のスタイルを掴んだとき
そこでも、しょっちゅうころころやり方を変えていたら
夫婦喧嘩のたびに離婚する夫婦と似ていて
あまり人間的には成長しないのではないかと思います。
自分のスタイルにたどり着くことはすごく難しいテーマで
「理想の結婚相手」にかなり近いのですが
結婚して家庭を持ち、子供を育てるように
「内発的な発展」というものがあると思います。
それが以前お話した「展開」というものです。
わたしも自分のスタイルでは悩みますが
いまのところわたしは
「イマジネーション・トレーニング」という方法論と
「しばらくひとつの季節をともに暮らして」います。
(つづく)