リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

お店をやめることで10

2006-12-16 13:39:32 | Weblog
軽い脳梗塞になられ、しばらく会社を休むので電話、葉書無用と聞いていたので、やめること知らせなかったが、人づてに聞いて下さり、早い時間に訪ねて下さったYさん。「うわっ、お元気、すっかり戻られたですね」「随分、ましになったけれど、未だ、半身、動きが悪い、歩くのも時間かかる、でもそんなこと言っていられない、ママがやめると聞いたから、ちょっと覗いてみた」Yさんには店をオープンしたときからお世話になっている。気遣って頂き嬉しかった。
神戸のTさんから電話有り。「今は、東京、名古屋ばかりなので行かれなかった。年内には行くから」と。Tさんはもう20年以上前になるか、このビルに来る前の店の時、ドアーをそっと開け、「初めてだけど入って良いですか」顎髭がボウボウ、大きな鞄を肩に掛け風貌よろしくない。「一見のお客さま、お断りしています」「いや、少しだけで良いんだ、店の名前に興味があってね」押し問答の末、私の方が負けてしまい、カウンターに座られ、レミーマルタンのブランデーをストレートでおいしそうに飲まれる。「そうそう、僕はこういう者です」出された名刺が神戸の大学教授。「ホントかしら?」と未だ疑う私。新地本通り1Fのママよと偉そうにしていたけれど人を見る目なし。今でもたくさんの方々をお連れ頂くが、「僕は、この店、始めてきた時、断られたんだよ、でも強引に入ってきた店なんだ」と笑って言われる。
その度に私は頭を下げる。
昨日の夜は長いお付き合いのSIさん、チーフもみんな、ママの送別会だ、アフターに寿司でも食べに行こうと誘って下さり、れい、みどり達と連れて頂いた。
良いお客さまに恵まれて、幸せ。皆様有り難う!