人生、病に忙しく生きて、あっという間に亡くなってしまった。
義姉の妹が死んだ。10何年も辛く、苦しい人工透析の人生を送り、可哀想だった。でも、亡くなる時は脳梗塞になり、苦しむことなく、すやすやと眠ったまま逝った。
死ぬまで苦しむなんて可哀想すぎるものね。
リリオーの事だけど・・・忙しく仕事をしていた30年の間に、お客様や身内、友を亡くし、随分泣いてきたが、「死」が自分にはピンと来なかった。来なかったと言うより、自分には、「死」とは、まだまだ無縁だと思っていたのだ。
しかし、仕事を辞めて、世間に目をやり物事を考えるようになり、何軒かの葬式に出るようになって、自分も何時か死ぬんだと考えるようになった。
そうよね、随分、生きてきたもの、何時、死んでも不思議ではない。
人に迷惑をかけて死にたくない、意識のないまま生きていたくない、あっと倒れ込むように一瞬に死にたい・・・等々、考えて。
こればっかしは、どうにもなりゃしない。なるがままか。
まあ、その時が来るまで、なんとか過ごしていこう。行かねばならないのだ。