「静岡 森」
遠州の小京都 森
遠州森町は三方を小高い山々に囲まれ、中央を「太田川」が流れる風情豊かな町。かつては火伏せの神「秋葉神社」へ通ずる街道の宿場町として、江戸時代中期頃からは「古着の町」として葛飾北斎の「栄える都市の番付」の前頭に、その名が掲げられるほどの盛況をみせていました。大正12年7月、森町を訪れた地理学者「志賀重昂」は、山紫水明のこの町を「小京都」と称賛し、以来遠州の小京都と呼ばれるようになりました。
森町の山間部は南アルプス赤石山系の南端に連なり、太田川の上流には「カワセミ」や「アマゴ」も棲息しています。
永い歴史を刻み、人々の信仰を集めている神社や仏閣も数多く点在し、そこに伝承される舞楽や祭りは、森町独自の文化を創出してきました。新しい世紀に入り、本当の豊かさとは何かを問われています。旅にたとえていえば、さっと自動車で通り過ぎるよりも、ゆっくりと歩いて、見て触れて、そこにある自然やそこに暮らす人々の「素朴な心」にふれてみる。ここ遠州の小京都「森」はそんな、人の「こころ」を豊かにできる町でありたいと思います。
=森の見どころ=
小國神社、アクティ森、大洞院、香勝寺、極楽寺、蓮華寺
=森の年中行事=
石松供養祭 3月下旬 大洞院他
太田川桜まつり 3月下旬〜4月上旬 太田川堤防沿い(森町向天方地区)
ぶか凧上げ 5月5日 太田川河畔
納涼花火大会 8月15日 太田川親水公園
森のまつり 11月第1金・土・日曜日 森市街
紅葉まつり 11月下旬〜12月上旬 小國神社・大洞院
森町産業祭 「もりもり2万人まつり&農協祭」 11月中旬 森町文化会館
天宮神社の十二段舞楽 4月第1土・日曜日 天宮神社 森町天宮576
小國神社の十二段舞楽 4月18日に近い土・日曜日 小國神社・森町一宮3956-1
山名神社の天王祭舞楽 7月15日に近い土・日曜日 山名神社・森町飯田
=森の工芸品=
森山焼
=森の味・ぐるめ=
和菓子
治郎柿(次郎柿)
味はきめ細やかで甘味も豊潤、加えて種も少なくとてもおいしい柿です。他に比類無き卓絶する良品種です。
森町が原産の治郎柿は、今から約170年ほど前、松本治郎という人が太田川の川原で柿の幼木を見つけ、これを持ち帰り自宅に植えたのがはじまりと言われています。
とうもろこし
森町では、水田において豊富な日照量と良質な有機物を充分に施し、高品質な冬レタスを生産しているが、「森のとうもろこし」はその後作として栽培されている。朝取りトウモロコシは身が柔らかく甘味が強いのが特徴。
レタス
森町のレタス栽培は、ビニールトンネル栽培の成功で、 冬期レタスとしては品質で全国1位です。 森町南部の広大な田園では、12月に入ると一面 ビニールで覆われ、 銀色に輝く風景にびっくりすることでしょう。
森乃茶
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