「鰤」
古くから県民に親しまれている魚。
刺身や焼き魚はもちろん、お鍋との相性もばっちり
縁起の良い魚で、出世魚として知られているブリ。富山では、冬を代表する郷土料理「かぶら寿司」や「ブリ大根」としても親しまれています。また、お歳暮や正月のおせち料理に使用され、多くの県民に愛される魚。刺身、焼き魚として食べられるのが主流でしたが、近年ではこれに加えブリしゃぶとしても楽しむようになり、ますますファンを増やし続けています。
富山県民とブリの歴史は古く、富山と岐阜、さらには長野を結ぶ旧街道は「ブリ街道」とも呼ばれています。これは、昔から富山湾で水揚されたブリを使用した塩ブリがこの道を通じて岐阜や長野にわたったことが理由です。かつては冬の保存食として重宝されていた塩ブリが中心でしたが、輸送技術が発達した現在では、生鮮ものにシフトしてきています。ブリが漁獲される初冬に鳴る雷は、「ブリ起こし」と呼ばれ豊漁を告げるサインとされてきました。本場で漁獲されるブリは脂がたっぷり乗ってとても美味しく、「嫁ブリ」といって嫁ぎ先にブリを1本送るなど、長い間富山県の生活に関わり続けています。
*https://www.pride-fish.jp/JPF/pref/detail.php?pk=1427685784 より
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます