「地産廃材が価値を生んだ文具シリーズ」
廃材に新しい価値を。「つくる責任」「つかう責任」新常識への第一歩。
「まずは自分たちからやってみせる」──そんな気概を持つのが、ここ第一精工舎。近年、SDGsへの意識の高まりから「脱プラスチック」という言葉をよく耳にするようになったが、ここでは20年以上も前から、環境に優しいプラスチックの利用方法を広めようとしてきたのだ。
プラスチックを主原料ではなく、つなぎ材として利用する独自技術「フリーブレンド工法®」を確立。全国各地で廃棄される卵の殻やくず米等の「地産廃材」を工場などから買い取り主原料として活用し、新たな素材として生まれ変わらせた。強度など品質を落とすことなく、廃材配合比率を最大80%にまで高めている。そのため使用後は可燃ごみとしての処理も可能になり、廃棄物処理時のCO²削減にも貢献。
こうした技術を人々の環境意識向上に役立てたいという考えから生まれたのが、この「地産廃材が価値を生んだ文具シリーズ」だ。パッケージの裏面には、配合されている廃材の年間の廃棄量も記載している。また、廃材高配合で着色も行わないため、原料が持つ色味や質感など、混ぜ込む素材ごとに独特の手触りや風合いを感じられる。同社の活動は製造・販売のみでは終わらない。廃材をモチーフにしたオリジナルキャラクターの絵本を作成。それを手にこれまで何度も小学校などを訪問し、SDGsに関する特別授業を行ってきた。
これまで不可能を可能にしてきたプラスチック業界のパイオニアの次なる一歩に注目だ。
主原料には廃材のなかでも特に廃棄量が多く、処理に困っているものから積極的に使用。本シリーズでは、卵殻、牡蠣殻、紙屑、噴石、帆立殻、くず米、麦芽の7種類を販売。今後の展開にも注目だ。
存在感のある可愛らしいペンスタンドのデザインは、主原料となった廃材がモチーフになっている。何が利用されているか一目瞭然で、触ると素材それぞれの触感が楽しめる。
株式会社第一精工舎 ⼤阪市都島区網島町8-17
*https://osaka-sei.m-osaka.com/product/2110/ より
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