「紀三井寺の三井水」
和歌山市指定名勝。紀三井寺の寺名のもととなったとされる「清浄水」、「楊柳水」、「吉祥水」の3つの湧き水である。紀三井寺の三井水(さんせいすい)として名水百選に選定されている(1985年〈昭和60年〉)。清浄水は参道石段の途中右側にある小滝である。楊柳水はそこから小道を入った突き当たりにある井戸。吉祥水は境内からいったん楼門を出て右(北)へ数百メートル行ったところにある井戸である。楊柳水と吉祥水は荒廃していたのを20世紀末に復旧整備したものである。
*Wikipedia より
西国二番札所として知られる紀三井寺は、約1230年前、唐の僧、為光上人により、開基された。三井水とは「清浄水」「楊柳水」「吉祥水」の三つの井戸からなり、寺の名はこれに因んで名付けたとされている。
水質・水量
時期により増減はあるが、一年を通じて途切れることなく湧き出ている。
由来・歴史
三井水とは「清浄水」「楊柳水」「吉祥水」の三つの井戸を指し、井戸の銘は初代紀州藩主徳川頼宣の命により儒学者李梅渓がつけたといわれている。また、西国二番札所や桜の名所として知られる紀三井寺の名も三つの井戸に因むと伝えられている。
水質保全活動
名水保全団体として紀三井寺三井水保存会があり、特に吉祥水については、地区でつくる吉祥水保存会があり、周囲の清掃等維持管理を行い、水質を保全している他、毎年、水源山林防火祈願と合わせ、湧水感謝の例祭を実施している。
清浄水は、年に1~2回周辺の大掃除を実施し、楊柳水は紀三井寺が管理している。
おすすめの時期-3月末~4月上旬の桜の開花時期が見頃。
周辺の自然環境-万葉にも詠われた名草山の中腹に抱れ、景勝地、和歌の浦を望む温暖な海辺の山麓に位置している。
利用状況-生花、茶道、書道に使用するため、水を求めて遠道より多数来山がある。
イベント情報-3月20日~4月20日桜祭りが行われ、約900本の桜を見に毎年多くの観光客が訪れている。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=62 より
紀三井寺の三井水は、一般的向けの販売が行われていません。ただし、容器を持参して採水地に赴けば、持ち帰ることが可能です。年に2回行われている水質検査で特に問題は見つかっていませんが、安全のために1度煮沸してから飲むことが推奨されています。
*https://www.flair-water.jp/meisui/1907/#i-8 より
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