中国 銀行の危機、預金引き出せない 銀行システムが崩壊
1929年の大恐慌のあと、アメリカの8名の学者がなぜこのような恐慌が起こり、それを防ぐにはどのようにしたらいいかを提言した。
それが「シカゴプラン」という。
それによると、「p-176ーーーー。彼の(アーヴィング・フイッシャー」当時のもっぱらの興味は、大恐慌を引き起こすような好況と不況の景気変動の原因解明であり、それは過剰生産や過少消費や過剰設備等といった実物経済的な要因ではなく、主要因は過大な債務超過(銀行ローン)とデフレ(ドルの価値上昇)であると考えていた。すなわち、大恐慌(景気変動)の原因はこの(債務)病と(ドル)病であると強く確信していた。ーーー。」
この「シカゴプラン」の考え方が正しいという事は、その後の日本の株価暴落からの企業の倒産、銀行の経営の悪化、そして長い長いデフレ不況、そして今回の中国の現在進行形の恐慌を通して、証明されたのではないだろうか。
すべての根本原因は、「無からお金を創造する部分準備銀行制度=信用創造」にあるという事だ。