とあるスナックで
小林
ママさん、またまたコーさん眠りながらぶつぶつつぶやいていますよ。
ママ
そうねー、また今夜もコーさんを送っていってね、小林さん。
小林
はいはい、わかりましたよ。
コー
ーーーー。ブツブツーー。
「おい、銀行屋、今度のウクライナではうまくいったようだな。」
「そうですね、ようやくプーチンが腰の拳銃を抜きましたね。ここまで来るには何年もかかったんですよ。東ウクライナで暴れるだけでは、なかなかプーチンは出てこなかったんですね。次のばら撒くウイルスを作っている生物研究所と第二のチェルノブイリがあるかもしれないという情報が効きましたね。」
「それに、NATOは出てこないとプーチンに思わせたのが、効いたようだな。」
「そうですね、かつての朝鮮戦争が始まる前、アメリカが言ったんですよね、朝鮮半島はアメリカの防衛の範囲外だと。それが決定的だったんでしょう。北側が侵攻する。」
「そしてイラクのフセインがクウェートに侵攻する前の時も、アメリカの大使がフセインに言ったんだよな。アメリカは中東の紛争には介入しないと。その言葉がフセインに侵攻の決断をさせたんだろう。そして今度はプーチンにNATOは介入しないと思わせたわけだ。でもあとで介入だな、今度は。まったくおぬしは 悪 だな。」
「しかし殿、ここまで持ってくるまで私どもも、大変な苦労でした。なかなかプーチンは出てきませんでしたから。」
「それでどうするんだ、これから。」
「ヨーロッパでは火をつけることに成功しましたから、あとはアジアですね。核を持っている中国に何としても腰の拳銃を抜いてもらいたいんです。ロシアが拳銃を抜くのにウクライナを使いました。ネオナチのウクライナなんですね。ロシア人はかつてナチスに一千万人以上殺されていますからね。そこを利用したんですよ。そして中国の腰の拳銃を抜かせるには、やはり日本ですね。中国人は軍国化した日本に恐怖心を抱くんですよ。トラウマですね。そこを利用するんです。中国から見て、日本は軍国化したと思わせるにはどうしたらいいかですね。着々とやっていますよ、着々と。ま、いろいろな手があるんですが、一つは尖閣諸島ですか、やっぱり。日本の役人をまず上陸させますか、これは中国に衝撃を与えるんですよ。日本人は平和ボケですから、わからないんですよ、ちっとも。そこがねらい目ですね。」
「ところで銀行屋、NATOがウクライナに出て行ったら、プーチンはどうするんだ。」
「追い詰められて、戦術核のボタンを押すでしょうね、間違いなく。」
「そうしたら、核戦争じゃないか。」
「殿は核シェルターは用意してますか。」
「もちろん何年も前に用意しているよ」
「わたしも、世界中に用意しました。いよいよその準備が役に立つ時が来ましたよ、殿。」
「おぬしはまったく、すごいことをやるのおー。何もそこまでやらなくても。」
「私たちは何年も前から、グレートリセット、世界統一政府、を言って来たんですよ。そのために第3次世界大戦は避けられないと思いますね。ただ周りの人間は誰も本気にしなかったですけどね。」
ーーー。ブツブツーーー。
ママ
コーさん、そろそろ起きて下さい。
小林さん、じゃお願いしますね。
小林
はい、わかりました。じゃコーさん、そろそろ起きましょう、送っていきますよ。