[ふきのとう]らしき淡みどりの頭を見つけて
こころがはずんだのはいつ頃だったろう。
まだかまだかと目を凝らしてもなかなか見つけることができず
寒さが続いた今年はとくに待ち遠しかった。
かわいい頭を摘んできて早速てんぷらにした。
しっかり揚げると、口の中でとろけた後で
ほろ苦さが追いつくようにやってくる。
「今年はふきのとうがちょっと多いかなぁ」と嬉しくなって
二度目に摘んできて、てんぷらとふきのとう味噌を作った。
そうして、その後もまだまだふきのとうが
にょきにょきと
あちこちに顔をだしてきていた。
その光景は未だかつて見たことがないくらいだ。
普段は生えないような場所にも続々出てきて
日に日に大きくなって
正直ぞっとする。
毎年、20個も顔を出せばそれでよかったのだ。
昨年も少なかったのだが
この春は100個も出てきているだろうか。
異常な光景にまた何かあるのだろうかと
不安が募るのは私だけだろうか。
素直に喜べない春の始まり。
新しい生活がわが家にもいやおうなくやってくる。
こころがはずんだのはいつ頃だったろう。
まだかまだかと目を凝らしてもなかなか見つけることができず
寒さが続いた今年はとくに待ち遠しかった。
かわいい頭を摘んできて早速てんぷらにした。
しっかり揚げると、口の中でとろけた後で
ほろ苦さが追いつくようにやってくる。
「今年はふきのとうがちょっと多いかなぁ」と嬉しくなって
二度目に摘んできて、てんぷらとふきのとう味噌を作った。
そうして、その後もまだまだふきのとうが
にょきにょきと
あちこちに顔をだしてきていた。
その光景は未だかつて見たことがないくらいだ。
普段は生えないような場所にも続々出てきて
日に日に大きくなって
正直ぞっとする。
毎年、20個も顔を出せばそれでよかったのだ。
昨年も少なかったのだが
この春は100個も出てきているだろうか。
異常な光景にまた何かあるのだろうかと
不安が募るのは私だけだろうか。
素直に喜べない春の始まり。
新しい生活がわが家にもいやおうなくやってくる。