昭和探訪

失われていく昭和の逸品を中心に紹介していきたいと思います。

丸源ビルの看板について

2021-04-05 16:09:00 | 昭和のビル探訪
こんにちは、久しぶりの投稿となりますが宜しくお願い致します。

この記事では丸源ビルの屋外看板の種類について記したいと思います。
殆どの丸源ビルには「MARUGEN(番号)」という、ネオンの文字が配われた看板が設置されています。
その看板を細かく観察してみると、4つのバリエーションに分かれていることが判ります。
※()内は特徴から付けた愛称です。
↑夕方4時半位になるとネオンが点灯します。

バリエーション①(新型小丸源)

一番新しいと思われるもので、銀座の丸源ビルでは丸源14、15、21、24、31、54ビルに設置されています。
横に電飾が設置されている場合もあります。

バリエーション②(旧型小丸源)

一見、バリエーション①と同じように見えますが、劣化の具合からより古いものであると思われます。
特徴として①同様に源⃝マークが小型ですが、横面では無く文字側に電飾が為されています。また、ストロボが付いている場合もあります。
銀座では丸源21ビルのみ設置されています。
↑ストロボ点滅時の様子

バリエーション③(新型大丸源)

文字部は①と同様ですが、源⃝マークが大型となっています。
銀座には丸源25、53ビルに設置されています。

バリエーション④(旧型大丸源)

文字部は②と同様。
源⃝マークがかなり大きく、4つのバリエーションの中で唯一、文字部と分離しています。
銀座では丸源24ビルのみに設置されており、老朽化の具合から最古参であると思われます。

おまけ(売却後流用・バリエーション①)
Googleストリートビューからです。
歌舞伎町の旧丸源54ビル(銀座のものではありません)である現三経55ビル。
現在は売却されましたが、形状が①に類似していることから、看板は流用されているようです。(ネオン、電飾は外されているようです)