嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

祝!新シリーズたちあげ(またかい)!ウォームビズってなんのこと?その1インヴァーアランのカーディガン

2006-11-22 19:21:55 | ウォームビズってなんのこと(爆)?
001122_004今日は暦によれば「小雪」。寒さが一段と厳しくなって、そろそろ雪が舞い始めるころ、となっておりますが、東北北海道方面では小雪どころぢゃない荒れ方の様子ですね。日本海フェリーは大丈夫かな(とほひめ)。さて、大好評のうちに(うそ)連載を終えました「そこのけクールビズ!夏のエレガンス講座(爆)」の続編といたしまして、このたび「ウォームビズってなんのこと?冬のエレガンス講座(爆)」を立ち上げることと相成りました。さまざまなシリーズを立ち上げては立ち消え(完全意味明瞭)に終わらせることでは有名な当ブログでございますが、まあ気長にどうぞ(って、ダメぢゃん)。

第1回、インヴァーアラン!!スコットランドの民間伝承ニット。北海に出漁する漁師さんたちは獲物を貪欲に求めるあまり荒れた海に落ちたりするのもまんざら珍しくわない。ドザエモンとなった遺体の身元の識別を目的として考えられたという、どこか凄惨で悲しい由来を持つさまざまなパターンで編みこまれたニットなのですが、それぞれのパターンにはいちいち意味があって、興味深いぞ!以下付属のブックレット(!)から抜粋。ダイアモンド・・・いわずと知れた富の象徴。ハニカム・・・勤労とその対価、樹木・・・血の伝承、ケーブル・・・舟のロープ(爆)、とともにパターンによっては波頭・・・これら代表的なパターンの順列、組み合わせをおこなって、日本で言えば家紋とも呼べるファミリーに独特のパターンを編み出していたわけですが、ながーい北国の冬の夜長にお母さんがチクチクと愚痴を言いながらも家族の安全を祈って縫い上げたニットには迫力がある・・・んま、極東の島国で買ったこの個体にその迫力があるかといえば・・・じつはあるんですよ!
まあ漁師の制服といったときにはカーディガンなんぞ有り得るわけもなく、セーターこそが本流なのですが、そこはそれ(爆)、未脱脂、つまりは完全防水の素材をこれでもかの密度で縫い上げたこのカーデの重さは優にももちゃん一匹分(爆)。ユニクロにもこいつのコピーがありますが(愛用中・・・爆)、このインヴァーアラン製はなんとラルフローレンご用達となってから飛躍的に値段があがっていまや高嶺の花!近年ではBEAMSとのコラボものも登場したりなんかして、カシミヤでもないただのニットのくせに6マソオーバーはザラですね。
んがそんな高値でも、ニッター、つまり編んだ人の直筆のサインいり、とくれば説得力を帯びてつい、となるのがこの手の付加価値製品の特徴でございます(鴨ともいふ)。んま、このインヴァーアランにかんしては「観光ニット(一部意味明瞭)」ということもできますが・・・(爆)
亜熱帯と化したここ数年の関東平野界隈から某オークションにシュピーンされる良質な中古品を狙いましょう(一部意味明瞭)。かくいう私も10年越しでようやくゲトーできたこのインヴァーアラン(ただのブランド志向)!みなさまもぜひともどうぞ。ユニクロものは2年でお亡くなりになりますが、こいつは多分・・・