予告どおり(爆)、トレンチコートを新品に、といいたいところながら、しっかりしたトレンチ、となったときには店頭小売価格10マソ以下では手に入りませんて。トレンチコートはおいそれと手が出ない一生モノ、な訳ですが、ネットオークションの世界ではそうでもないのが現状です。
新品未使用のネットショップ出品ものはそれなりに強気のお値段で押してきますが、だったら正規販売店に出向いてセレブ気分を味わえばよろしい。
新品のトレンチというのは買って袖を通した瞬間、実は非常にテレるものです。見慣れないせいもあるのですが、コート本体が凝りまくりなディテールの集合体なせいで威厳、あるいは威圧感のようなものがあって存在感が凄まじい。
ある程度着込んで型崩れ(爆)が起きてきた頃が一番よろしいわけですが、その頃にはお宝となって手放せなくなっているか、刑事コロンボ状態(爆)となって、オーナー共々みすぼらしくなりつつある、というのが世の常です。じつはこれがトレンチの王道ですがね。
私のネライは1度着たのはよいが、テレた(爆)、で、2、3度袖を通したのちにしばらくタンスにしまっておいた系(完全意味明瞭)、これです!当然シロートさん出品ですから弱気な安価スタートな訳ですが某オークションでも一番人気は当然この手で、ものがアクアスキュータム、さらにKing's Gateと呼ぶ、ハンフリーボガートが映画「カサブランカ」で着ていたモデルともなればそれなりの覚悟が必要です(爆)。ライバル多数。が、正規販売価格を思い起こし、なおかつ落札相場を勘案して入札ののち、ぢいっと待ちます(爆)。
画像がもろにそれ。しかも色がスタンダードなベージュということでかなりな激戦でしたが、定価を考えたら信じられないお安いお値段で手に入りました(祝)・・・まあね、短い丈の今風のやつとは対極にある重めの一着ですからこんなものなのかもね。
aqua5なるパテント取得済みの撚る以前に防水加工を施してあるというユーメイな糸でよりあげた生地はほとんど着ていないのでわないか、というハリとコシ(うどんか)が残されていてタマランチ会長。随所に施されているステッチワークには歴史さえ感じられて感慨深いです(爆)。ちょいと着込んだのちにディテールを詳細に分析してみたいと思います・・・つうか雨ふらねえかなあ(ばか)