さて、こちら長野県中部では今日の最高気温24度。晩には16度程度まで下がって、あきらかに半袖ではキツい、とそんな気温。
コオロギの大合唱もはじまって、いよいよ待望の秋到来、という空気でございます。
そんななか、久々の履き道楽ネタでございます。というか、これたしか、梅雨の頃のお話なのですが、ブログを書いているヒマがなく、今頃のご報告となりました。「履き道楽」ネタは、掃いて捨てるほどあるので、まったく困りますがな(爆)。
今年の初頭にコレクション整理を断行してしまった私の手元には、80年代の遺品(爆)と呼ぶにふさわしい思い出の品と、ジョンロブ数足しか残っていない。
服装との釣り合いが取れない靴、またはとりにくい靴は、結局のところ登板回数が減ってしまうし、結局ファッションとの兼ね合いで、ながくは履けない、と悟ってしまったあまりの行動でしたが、いまにして振り返りますと、当然の帰結だったか、といって納得しております。
よくぞ思い切った、と自分を慰めておりますが(爆)、どっこいそれらの売却金額はじつにボクスターのタイア2セット分にもなってしまいますた(ばか)。
というわけで、あらたなるコレクションの構築に走ってしまったあたりが私の愚かなところ。
ちゃんと貯金しておけば良さそうなものを、靴で得たお金は靴に投資する、というわけで、こんかいは海外オークションでのご落札でございます。それもなんとJohn Lobb Avon!
ううむ、今を去ること13年前に手に入れてからこちら、試着のみで手放してしまったあの逸品を再び手にしたのでした。
こんかいは、中古品ですが、ほとんど履かれないまま売りに出されたもの、ということで、現在の国内定価からは信じられないくらいの安価なお値段で引き取ることができました。まあ、リーガル一足分にも満たない金額。ちなみにニッポンでの店頭小売価格はゆうに20万円の大台に乗っております(汗)。
8000番という、現在では定番中の定番の座を揺るぎないものにした名作と言われているスタイリッシュなスクエアトゥの非常にうつくしい木型に載せた、ブラックスウェードがタマランチ会長(このブログ初登場)。
以前に所有しておりましたのはダークブラウンの一足でしたから、全然印象が違うのにビックリ。思いきりシックに迫ってくるのですが、そこへ#8000特有のスマートネスが加わって、カジュアル系ではほぼ無敵。スウェードの靴は、衣装と季節を選ぶのでは、と案じておられるお方、そんなことはいっさいなく、オールシーズンで使える、非常に重宝なアイテムである、と思います。高価なのを買っても、使えるシーンが多いので、結局リーズナブル、というありがたい存在でございます。
さらにJohn Lobbのスウェードときた場合には、まあクオリティ世界一!毛足の長さは特に有名ですが、そこへ肌理の均質さがくわわって、まあこれも無敵。エルメス由来であるなあ、と感動する瞬間。
というわけで、手に入れたのは良いのですが、履いてゆく先がない、というカナシーこの現実。でもね、この造形とクヲリティは履き道楽ネオとしましては、申し分ない。このラインで押しますよ~!!