奥様は海外添乗員〜メモリアル

留守番隊のお客様から。

    

留守番隊のお客様から「ただいまメール」をいただきました。

お客様Y様ご夫婦のイタリア、スイス、パリ旅行のお手伝いをさせていただきました。
日程は4月23日から5月10日までの18日間 いつものようにお客様に旅行タイトルを決めていただきましたよ。
旅行タイトルはありんくりんツアーです。
ご主人が幼少の頃、住んでいたチューリッヒを訪れる目的がありました。

行程は、
成田空港からエールフランス航空を利用してパリ経由でローマへ
ローマ(3泊)→フィレンツェ(2泊)→ヴェネチア(2泊)→ヴェローナ(1泊)→ミラノ(1泊)→スイスのツェルマット(2泊)→チューリッヒ(2泊)→パリ(3泊)エールランス航空で成田空港へ。

チューリッヒからパリまでの航空便を現地でキャンセルしてフランス新幹線TGVでパリまで移動したようです。
現地で旅行をアレンジしてしまう行動力には脱帽です。
スイスではトラブルがありましたが、素早い行動で大きなトラブルにならないで済んだようです。う~ん。この行動力はすごい。


それでは「ただいまメール」をご覧ください。


溝口様

無事に帰国しました。

私は初めてのヨーロッパでしたが、どの街もとても素晴らしく、楽しくまわってきました。沖縄出身の私にとって列車移動が心配でしたが、主人もいましたし、慣れれば問題なく移動でき快適でした。

ヴェニス→ヴェローナ間では指定席がダブルブッキングされているという小さなトラブルはありましたが、列車はESでなく空席も多かったため事なきを得ました。ローマ→フィレンツェ、フィレンツェ→ヴェネチア、ミラノ→ブリークなどのESは混みあっていましたが、トラブルもなく順調に移動できました。フィレンツェでは列車でピサにも行き、スイスではルツェルンへも行ってきました。またチューリッヒ→パリ間は二人で280ユーロぐらいであったため、エアチケットを捨て朝早くにTGVで移動しパリ観光を増やすことにしました。

鉄道の旅の一番のトラブルと言えば…主人がツェルマットからフィスプで乗り換える時に財布をすられたことでしょうか(笑)ズボンの後ろポケットに財布を入れるという、基本的なミスを彼は犯してしまいました。ツェルマットはのんびりしたところでしたし、スイスは安全だとたかをくくった結果、痛い目にあったのだと思います。列車が動き出しすぐにすられたのに気付き、次のシュピーツで降りてクレジットカードを止め、シュピーツの警察に届け出ました。幸い現金は分散して持っていたので、100スイスフラン程度の損失でカード被害もなかったのですが、財布には運転免許証も入れていたので、今日主人は鮫洲まで免許証の再交付に行きました。シュピーツは湖がきれいな町で、アクシデントで立ち寄ったとはいえ、しばしその景色に見とれてしまいました。

     

私はというと、パリオペラ座とチューリッヒオペラ座でバレエを鑑賞でき、本場の芸術に触れることができてとても充実できました。とくにガルニエ宮でパリオペのバレエ(演目はマノンでした)を観られたことは、私にとって一生の思い出になりました。また、念願のモンサンミッシェルにも行けて感激したのですが、何といってもイタリアの各都市は教会を始めとして街全体が歴史遺産にあふれ、どの都市に行っても素晴らしく感動しっぱなしでした。主人は、ローマで20年前にぼったくりバーから逃げて帰る途中で通ったであろう路地を偶然にも通りがかり、当時の記憶が蘇って妙に感動していました。今回の財布すられ事件もそうですが、どうやら主人の旅にトラブルは付き物のようです。

     

また、チューリッヒでは11番のトラムに乗り、主人が幼少時に住んでいた家を探し当て、さらに近所の森を散策することができ、(本当に覚えているのかどうかは定かではありませんが)思い出に浸っていました。多少の宅地造成はされていましたが、今も森や小川がそのまま残っており、基本的には40年以上前とほとんど変わっていないようです。チューリッヒの街中では、昔よく行ったおもちゃ屋を発見したり、ミグロでは好きだった棒付きのストロベリーアイスを食べ、そしてミグロの匂いにはしゃぎ(主人曰く他のどのスーパーにもないミグロ特有の匂いだとか??たしかにcoopやモノプリとは違う匂いでした)、スイスに行った甲斐がありました。

5月は日本もそうですが、ヨーロッパも休日が多いのですね。さらには日曜日も結構店も閉まっていたりで、日本の感覚とはちょっと違いました。しかしながら、パリの第一日曜美術館の無料開放日は太っ腹だな~と思いました。入場するのにだいぶ並びはしましたが、オルセーの印象派の巨匠の作品の豊富さには圧倒され驚愕しました。5月6日の日曜日はフランス大統領選の投票日でもあり、夕方にはシャンゼリゼからコンコルド広場まで人々が歓声を上げ国旗を振りかざし、車がクラクションを鳴らしながら行き交い、普段とは違うパリの街中の様子のようでした。実はシャンゼリゼをコンコルドに向かう途中、オランド新大統領の乗った車列にも遭遇したように思います。

一都市せいぜい2泊の予定にしたので、観光するにはやはりタイトなスケジュールでしたが、午前中に移動したことで、おかげさまでかなり効率的に次の街を見て歩くことができました。列車、地下鉄、バス、トラム+徒歩を駆使して出来る限り観てまわりました。主人は「旅の基本は歩きだ!」と言って、かなり歩かされましたが…。

主人の仕事は長期の休みが取りづらい職種で今後いつ休みが取れるかわかりませんが、また休みが取れたらぜひ溝口さんにお願いしたいと、主人ともども思っています。

さあ、これから沖縄に引っ越しです。沖縄で生活するようになったら、どこかで溝口様ご夫婦にお会いできることがあるかもしれませんね。

長くなりましたが、本当にいろいろありがとうございました。旅行名通り、「ありんくりん」あった楽しい旅ができました!!



Y様。この度は本当に本当にありがとうございました。素敵なご旅行のお手伝いができて幸せです。沖縄に引っ越されたらたぶん?ご近所になりますので、泡盛を飲みながらお土産話をもっと聞かせてくださいね。その記事をブログで紹介する日が楽しみです。


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