5月も末とは思えないほど肌寒い朝一番、ベルリンを後にその隣町であるポツダムへやって来ました。訪れたのは新緑が美しい庭園内にひっそりと佇むツェツィーリエンホフ宮殿。英国調のお屋敷といった感のあるここは、近代の歴史の上で非常に興味深い場所といえます。第二次世界大戦も末期。米国、英国、ソ連の首脳会談が開催されたのがここ。そう、世に知られるポツダム会談の舞台がここなんです。
連合国で話し合われた戦後処理問題。さらに中国を加えた列強国で交わされた密約。日本に対する原爆投下計画も現在の領土問題に繋がる国境線の決め事もまさにこの地で交わされたわけです。様々な思いに駆られます。がしかし歴史は変えられません。でもだからこそかつてドイツと同盟国であった一国の国民として、さらに世界で唯一の被爆国として今一度現在の日本にしかできないことをすべきではないかと強く思ってしまったひと時です。過ちを二度と繰り返さないために。
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