奥様は海外添乗員〜メモリアル

添乗後記~ガウディの街バルセロナ

       

バルセロナの街のあちこちに見られるガウディの作品。彼なしにはこの街を語れない、ってほど。19世紀末以降、カタルーニャという独自の地方文化を創り出そうという風潮の中で生み出された彼の作品は数々あれど、その代表作がこれ。サグラダ・ファミリア(聖家族教会)。

       

1882年から開始された建設は彼の亡き後、数々の建築家によって引き継がれ今に至る。とはいえ、建設費は全て寄付(入場料等を含む)によってまかなわれているのが現実。

    

あまりに大きすぎ、未完であることもあって、とても教会とは思えないけれど、細部にまで目を凝らして見ると納得できる。各所に掘られたキリスト生誕の場面。とても石で彫られたとは思えない繊細さに思わず感動。

    

現在立つ8本の鐘楼の内側では大規模な工事が続けられており、その様子は刻々変わりつつある。ゆっくりゆっくり、ガウディの夢見た構想が現実となっていく。でもその日はいったいいつ来るんだろう?

    

ところで…街のメインストリートであるグラシア通りでも彼の作品を見ることができる。「山」をテーマとする独特の形状のカサ・ミラもそのひとつ。

    

当時としては超最先端をいくアパートだったと思われるこの建物。もちろん内部の見学もできる。

       

ただしいつも入場待ちの長蛇の列。それでも最上階にあるガウディ建築博物館は興味深いし、屋上(一部工事中)にも出ることができて、バルセロナの街を一望できる。

       

同じグラシア通りでもうひとつ目を引くのがこちらカサ・バトリョ。こちらのテーマは「海」で、壁に貼られた色とりどりのモザイクがキレイ。もちろん内部の見学可能だけれどカサ・ミラ同様入場待ちの人で溢れる。入場券は時間指定制なので事前予約がおすすめ。

       

さて、こちらは街の北に位置する小高い山の上に造られたグエル公園。もともと住宅地となるはずが途中で工事が中止となったけれど、ガウディらしいデザインがあちこちに見られて興味深い。

       

市場になるはずだったドーリス式柱の立つこのスペース、今では数々の大道芸人が立つ。

    

緑の多い陽だまりを散歩するのはとっても気持ちいい。バルセロナの街歩きに疲れたらボカディーリョ(サンドイッチ)でも持ってのんびり来るのもまたいい場所。


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