奥様は海外添乗員〜メモリアル

夜のとばりが降りる頃@ローテンブルク

          

夕食も終わる頃にはようやく空も暗みはじめ、中世の宝石箱と称されるローテンブルクもそろそろ静まり返る頃…と思いきや、突然街のどこからか聞え出したにぎやかな音楽。太鼓にホルン?いったい何事?見れば中世の時代を思わせる衣装を着込んだ人たちがいっぱい。

          

そうそう!実は今週5月25日から精霊降臨祭である28日にかけて、30年戦争時代にこの街を救った「マイスタートゥルンク」にちなんだ大きなお祭りが開催されるんです。今日はその予行練習的前夜祭が行なわれていた様子。実際のお祭りに居合わせることができなかったのはチト残念ですが、この期間はかなりの混雑が予想されるのでむしろ幸いだったのかも。だってお祭りの雰囲気だけは十分味わえましたものね♪

マイスタートゥルンク
30年戦争(いわゆる宗教戦争)の際、プロテスタント側についたこの街はカトリック軍に包囲された。軍を率いていたスウェーデンのティリー将軍の申し出「3,25リットルの大ジョッキに入ったワインの一気飲み」を見事に果たしたヌッシュ市長のおかげでこの街は当時のままの街並を残す。この史実を今に伝えるために市庁舎の宴会場の建物に仕掛け時計がつくられた。ちなみにドイツだからビールじゃないの?って思う方も多いだろう。実はこの地方は昔からフランケンワインという、甘口ワインが主流のドイツでは珍しい辛口ワインの産地。ドイツで美味しいのはビールだけにあらず。


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