奥様は海外添乗員〜メモリアル

添乗後記~エジプトの古都ルクソール

    

カイロからナイルを南下すること約600Km。かつてエジプト王国の首都テーベが置かれていた街がここルクソール。河沿いには緑が見られるもののそのすぐ先には白茶けた砂漠が広がる古都は、カイロとは比べものにならないくらいひっそりしているように見える。

    

それでも現在エジプトに残された巨大遺跡の多くが集まるこの街だけに、ナイルの両岸に集まる観光スポットにはカイロを上回りそうな観光客の姿。ちなみにこの街の歴史はここにテーベが置かれた今から3,500年ほど前にはじまり、アレキサンダー大王によってエジプトが征服されるまで続いた。その間に建造された神殿や葬祭殿の数々は今やこの国の至宝ともいえる(写真は今でも花をたむける人の見られるハトシェプスト女王葬祭殿)。

    

さて、現在この街に残る遺跡の中でもとりわけ巨大でファラオ(国王)たちの力を見せつけられるのがカルナック神殿。

          

これは国内でも最大級の神殿跡。まさに、これを見ずしてエジプトを語るなかれ!といった場所だ。気の遠くなりそうな昔によくぞこれだけのものを…そう思わずにいられようか。

          

興味深いのはその大きさだけにあらず。空にそびえるかのように建つたくさんの柱や壁に描かれてる当時の人々の生活ぶり、その根底にあった古代王と神々たちの絶大なる権力、そこから生まれた神話の数々。「勉強」する必要はないけど、せめてガイドブックのさわりでも読んでおくと現地での奥の深~い説明にも興味が持てると思うよ。はるばる日本からここまで来て写真だけ撮って帰るなんてもったいな~い!

    

ところでこの神殿にはスフィンクスが並ぶ参道がのびていて、これをたどって行くと…

    

3Kmほど離れた場所に建つこれまた巨大なルクソール神殿に行き着く。カルナック神殿とともにルクソールの東岸観光のハイライトとなってる遺跡だ。

    

ここで世界史のおもしろ話をひとつ。と思ったけど、長くなるのでこの話はまた近いうちに。


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