九条の会おまぎ お知らせ板

憲法九条を今に生かそう。さいたま市緑区尾間木地域で活動中

「斎藤晴雄先生を偲んで」(埼玉教育新聞)

2013年01月28日 | 事務局
齋藤先生には、おまぎの会でも、教育現場、先生と子どもの状況について、お話をいただきました。
◆2006年7月の齋藤先生講演の様子はこちら。


ご冥福をお祈りします。

「さいたま教育文化研究所の事務局日誌」より。


2013年01月22日 斎藤晴雄先生を偲ぶ

 研究所コーナー「斎藤晴雄先生を偲んで」埼玉教育新聞1/23原稿

 「あの人のように生きる」そう想い、めざしてきた先生でした。9月29日に自宅でお目にかかったのが最後でした。大好きな秩父夜祭でまたご一緒したかったのに・・・。
 組合運動や教育研究活動、埼玉新聞連載「どうする子どもの危機」などでご一緒し、多くの事を学び、教育実践に民主的な職場づくりに生かすことができました。悩み、躓いた時、あの独特な口調で温かく励まして下さいました。それは、いつ何時でも、誰彼分け隔てなく。だから斎藤先生に出会ったみんなが、魅了されてしまうのでした。
 物事の本質をついた言葉があります。「教育は科学、哲学、ロマン」「理論、実践、運動の統一」身をもって教育実践と組合運動を率先垂範し、社会変革に全身全霊を傾けてこられた生き様は敬服するばかりです。本当に北極星のごとき存在でした。
 ときには眼光するどく、ユニークで含蓄のある表現も強く印象に残っています。いずれも実践に裏打ちされたものです。「(教育の仕事は)子どもから出て子どもに還る」「子どもへの眼差しは『あばたもえくぼ』」「管理職は木っ端役人ではない」「現職にあっては実践の『切り売り』をしてはならない」いつも胸に刻み、心がけてきたつもりです。「荒れた学校を再生するのには6年間はかかる」本当にそのとおりでした。
 先生が尽力して発足させ、手塩にかけ育んでこられた研究所をさらに大きく、教職員や県民に信頼されるものにするために全力を傾ける決意です。どうぞ見守り下さい。さようなら斎藤晴雄先生。(山内芳衛)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。