先日ご縁があり、加藤隆康(かとうりゅうこう)さんより
当院にご寄贈いただいたものです。
加藤さんは、かつて皇后美智子様が嫁がれた際の
桐箪笥の製作にも携わった程の最高峰の伝統工芸士の方です。
私もお会いする以前よりお噂は伺っておりました。
この左馬(ひだりうま)は加藤さんご自身が製作されたもので
しかも皇后美智子様の箪笥と同じ桐による大変貴重なものです。
左馬の由来
元来馬は、左から乗るものなので、
右から乗るとつまづいて転ぶという習性があることから、
左馬は昔から福を招くめでたいものであり、
商売繁盛の守り駒と云われている。
又、左馬は左うちわの象徴であり、うま(舞)祝福なり。
左馬には巾着の部分があり、
金が散逸しないといわれていることから、
客商売にとっては千客万来の駒である。
又、乗馬をシンボルとするので、
これを持つ者は競馬に強いと云う。
(説明書原文のまま)
加藤さんのお心遣いも嬉しく
ご来院いただく患者さん、お客さまにも幸運があるようにと
受付近くに大切に飾らせていただいております。
おおみや渚せっこついん
院長 小山 渚