「風の歌を聴け」をDVDで観た。
1981年の作品。
程よく古い時代が映画に映り込んでいる。
公衆電話とか、レコードだとか、・・・
映画としては、もしかすると日本映画があんまり人気がなくて海外からの映画に押されていた不遇の時代のものかもしれない。
とても不思議なのだけれど、原作である「風の歌を聴け」(村上春樹著)は、何度読んでも新しくて、シチュエーションなんかも古びていたり懐かしさを喚起するようなノスタルジックな感じがしない。それなのに、原作にきわめて忠実なこの映画は、取り残されて時間が止まったままなのだ。映像というものがいかに強烈に五感に訴えるかというひとつの見本みたいなもんだ。
ということで、この映画は村上春樹フリークスのコレクターズアイテムとしてはお薦めしますが、観ること自体をお薦めするという感じではありませんでした。
そうそう、それでもビーチボーイズのレコードをくれた同級生と、ラジオ局に投書した闘病中のリスナーの関係をこんなにはっきり「そうだったのか!」と思うほど謎解きしてあったのにはびっくりした。
そうだったのか・・・な?
1981年の作品。
程よく古い時代が映画に映り込んでいる。
公衆電話とか、レコードだとか、・・・
映画としては、もしかすると日本映画があんまり人気がなくて海外からの映画に押されていた不遇の時代のものかもしれない。
とても不思議なのだけれど、原作である「風の歌を聴け」(村上春樹著)は、何度読んでも新しくて、シチュエーションなんかも古びていたり懐かしさを喚起するようなノスタルジックな感じがしない。それなのに、原作にきわめて忠実なこの映画は、取り残されて時間が止まったままなのだ。映像というものがいかに強烈に五感に訴えるかというひとつの見本みたいなもんだ。
ということで、この映画は村上春樹フリークスのコレクターズアイテムとしてはお薦めしますが、観ること自体をお薦めするという感じではありませんでした。
そうそう、それでもビーチボーイズのレコードをくれた同級生と、ラジオ局に投書した闘病中のリスナーの関係をこんなにはっきり「そうだったのか!」と思うほど謎解きしてあったのにはびっくりした。
そうだったのか・・・な?