富田林には数多くの民話が存在します。錦織地区で『人丸柿』という民話があります。内容は「和歌の上手な人丸さまが一人で住んでおられ、村の人が柿をお土産に子供達を連れて和歌を習いに行く」といった民話です。
また、江戸前期(1645頃)に書かれた『毛吹草』(けぶきぐさ)という書物の中で河内の名産品のひとつ「錦郡柿」(にしごりかき)について紹介されています。『人丸柿』と「錦郡柿」の関係はよくわかりません。
「錦郡柿」は『渋柿で柿しぶを取ったり、干し柿にして食べたようです。昔は錦織のあちこちに生えていましたが、いま錦織で特定できる「錦郡柿」は確認できないようでした。
そこで、錦織の「つむぐ」のメンバーのみなさんが「錦郡柿」を河内長野市天見で発見し、それを増やそうとしました。錦郡小学校と錦郡幼稚園に復活した錦郡柿の植樹を行ったことが「つむぐ第3号」に記されています。そして大きな実をいくつも付けています。
また、2019月年2に錦織公園にも植樹しておられます。なお、2024年11月、現存の『錦郡柿』の写真をここに了解を頂き撮影いたしましたので紹介致します。 2024.11.20・22 撮影
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羽曳野丘陵の南端に位置する錦織公園。その地形と自然を利用して造られた公園は、里山の雑木林を駆け巡っているような感覚を覚えます。園内広すぎて、何回来ても、道間違えてしまいます。紅葉のきれいなところは、南入口のパークセンターの庭園(石水苑)、じゅんさい池付近、やんちゃの里、梅の里などがあげられます。 . . . 本文を読む