2024年9月23日 8:06 富田林市錦織東二丁目20・彼方(おちかた) 深溝(ふこうど)井堰
深溝井堰のゴム引布製起伏堰がしぼんでいて、水位が下がっているのを見つけました。
このため石川の水位が下がっていると思われたので、さっそく上流の化石木発見地点に向かいました。
今回2023年7月に比べ、C4の直立樹幹ととC8の倒木が行方不明になっていました。
上流部から見た深溝井堰。
約100万年前の大阪層群の地層が見えます。この層群から化石木やアケボノゾウ足跡化石が出現します。
C6の直立樹幹(立木化石)2017年2月に出現しました。
幹回り4m以上のメタセコイアと思われ、中が空洞になっています。
絶滅した日本産のメタセコイアです。なぜ絶滅したのでしょうか?
海水面の上昇かそれとも何度も襲った氷河期にによる寒冷化か?
C6 2017年2月発見。 これは直立樹幹なのでしょうか?大きな塊です。
黒く炭化したように見える材化石。100万年の内に組織が圧縮され、比重は重くなり水に沈みます。
これは新発見の材化石と思われます。
これも新発見の材化石。
アケボノゾウの足跡化石の可能性があります。
巨石がいくつかゴロゴロしています。富田林の民話にも「大石つぶし」が出て来ますね。これかどうかわかりませんが、上流部に領家帯花崗片麻岩帯があるので、流されてきたのかもしれません。
〈画面をクリックすると拡大します〉
「大石つぶし」酒造りがうまく出来んようになったのは大石のせい?
出典:「富田林の民話・総集編」富田林民話研究クラブ編著 平成11年(1999)3月31日
関連記事:
石川化石木と足跡化石の現状 2023年7月 2023.8.1
石川化石木の現状 2023年1月 2023.1.13
2020.10.1.錦織・彼方 石川化石木 新たな発見 2020.10.4
石川化石木の現状 2020年2月 2020.2.15
石川化石木の現状 2018年12月 2018.12.28.
石川化石木の状況 2018.2.17. 2018.2.26
石川化石木 新たな発見! 2017.2.28. 2017.3.2.
その後の石川足跡化石・化石木 2016.10. 2016.10.21.
石川化石木・足跡化石(33)
写真撮影:2024年9月23日
2024年9月28日( HN:アブラコウモリH )
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます