富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

石川化石木の現状 2024年9月

2024年09月28日 | 石川化石木・足跡化石

2024年9月23日 8:06 富田林市錦織東二丁目20・彼方(おちかた) 深溝(ふこうど)井堰

 

深溝井堰のゴム引布製起伏堰がしぼんでいて、水位が下がっているのを見つけました。

 

このため石川の水位が下がっていると思われたので、さっそく上流の化石木発見地点に向かいました。

 

今回2023年7月に比べ、C4の直立樹幹ととC8の倒木が行方不明になっていました。

 

上流部から見た深溝井堰。

 

約100万年前の大阪層群の地層が見えます。この層群から化石木やアケボノゾウ足跡化石が出現します。

 

C6の直立樹幹(立木化石)2017年2月に出現しました。 

 

幹回り4m以上のメタセコイアと思われ、中が空洞になっています。

絶滅した日本産のメタセコイアです。なぜ絶滅したのでしょうか?

海水面の上昇かそれとも何度も襲った氷河期にによる寒冷化か?

 

C6 2017年2月発見。 これは直立樹幹なのでしょうか?大きな塊です。

 

黒く炭化したように見える材化石。100万年の内に組織が圧縮され、比重は重くなり水に沈みます。

 

これは新発見の材化石と思われます。

 

これも新発見の材化石。

 

アケボノゾウの足跡化石の可能性があります。

 

巨石がいくつかゴロゴロしています。富田林の民話にも「大石つぶし」が出て来ますね。これかどうかわかりませんが、上流部に領家帯花崗片麻岩帯があるので、流されてきたのかもしれません。

 

〈画面をクリックすると拡大します〉

「大石つぶし」酒造りがうまく出来んようになったのは大石のせい?

出典:「富田林の民話・総集編」富田林民話研究クラブ編著 平成11年(1999)3月31日

 

関連記事:

石川化石木と足跡化石の現状 2023年7月 2023.8.1

石川化石木の現状 2023年1月 2023.1.13

2020.10.1.錦織・彼方 石川化石木 新たな発見 2020.10.4

石川化石木の現状 2020年2月 2020.2.15

石川化石木の現状 2018年12月 2018.12.28.

石川化石木の状況 2018.2.17. 2018.2.26

石川化石木 新たな発見! 2017.2.28. 2017.3.2.

その後の石川足跡化石・化石木  2016.10. 2016.10.21.

石川化石木・足跡化石(33)

写真撮影:2024年9月23日

2024年9月28日( HN:アブラコウモリH )

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ふるさとの彼岸花 2024... | トップ | ふるさとの彼岸花 2024... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

石川化石木・足跡化石」カテゴリの最新記事