今日は
住友コレクション「泉屋博古館」
に行ってきました
付属品と たのしむ
茶道具
千宗旦から松平不昧まで、江戸時代の茶人の書とともに
展示室に入り
まず目に飛び込んできたのは
寛永3年
上洛中の徳川秀忠・家光の招きに応じて
後水尾天皇が二条城に行脚した折の
歴史的なパレードの様子を描いた
「二条城行脚図屏風」
寛永3年というと1626年
利休が切腹したのは1591年ですから
ほんの35年後のことです
戦乱の世が終わり
天下泰平の新しい時代が幕開けしたことを象徴する
華麗な行列の様子が
細密に描かれていました
さて
今回の展示の特徴は
茶道具に添えられる仕服や箱などに焦点をあて
特に普段あまり見ることのない外箱まで
同時に展示されているところです
挽屋や内箱だけでなく
仕服を保管する箱
替えの牙蓋を保管する袋
添盆の箱
添軸の箱
それらの箱をいれる
総箱となると
驚くほど大きな箱です
小さな唐物茶入のために
こんなに大きな箱が作られて
大切に大切にされていたのだなあと
あらためて感心してしまいました
唐物文琳茶入 銘若草 には
四つの仕服が添っていましたが
そのうちの一つ
定家緞子が長緒になっていたのも
面白いと思いました